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第7号 エルムS|臨戦過程に懸念も自力上位!別定57㎏は破格のアノ馬から!

2023年『エルムS』

はじめに

 皆さん、こんにちは。競馬村報クリエイターの村長です。
 今週は札幌競馬場G3エルムS』が開催されます。ダート1,700mで争われる、北海道開催における唯一ダート重賞です。
 過去10年において1番人気1勝のみと、例年、実力拮抗のメンバー構成になりやすい一戦。
 また直近6年では、その優勝馬の全てが前走を『マリーンS』とし、尚且つ3着以内に好走と、臨戦過程における傾向が顕著なレースです。


 昨週投稿の『アイビスSD』予想記事ですが、たくさんのビュー&スキをありがとうございました。
 多くの方に読んで頂き、おかげさまで全期間の閲覧数2位に並ぶ記事にすることが出来ました!
 まだ記事を読んでいないという方は🔼こちらの埋め込みから是非ご覧ください!🔼

 今年の開催はが懸念されたものの、当日は良馬場。恐らく多くの方が道悪開催を想定し、直前で予想を覆すことになったのではないでしょうか。
 そして結果は55秒を上回る決着に加え、軽視したモズメイメイが勝利。

 昨週は馬場展開を読み切れず、不発に終わってしまいましたが、今週こそは馬券を的中に導く本命馬をお届けします。
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予想

 今回の予想では札幌・ダート1,700m①コース形態とその馬場状態を分析。それらを基に臨戦過程斤量を踏まえて各馬の適正・条件評価
 更に③展開予想から、好走が期待できる推奨馬をピックアップしていきたいと思う。


①コース形態

札幌・ダート1,700m

(1)スタート地点は正面直線の4角寄り
 スタート地点
から初角1角までの直線距離は約240mと短い。そのため、スタート直後のポジション争いにおいてテン¹ のスピードが求められる。
 それに加え、コーナーが近いという点で外枠発走の馬はポジショニングにおいて若干の不利があると言える。
 
(2)大回りのコーナー設計と平坦な道中
 
スピードに乗り始めた辺りで1角へと差し掛かる。そのため、先行争いの続きが繰り広げられることもしばしば。
 また、大回りコーナー設計故にコーナリングによる減速が小さい。加えて、道中に目立った起伏もないため、息が入りにくい² コース設計だと言える。

(3)ゴール前直線は264.3m
 
その直線距離の短さから、3角残り600m地点付近から各馬スパートに差し掛かる。緩やかなコーナー設計を活かし、加速をつけて直線へと向く。
 ゴール前直線264.3mと短いながらも、前述のコース特性故に楽な距離ではない。

(1)~(3)をまとめると

(1)スタート直後のポジション争いにおけるテンのスピード
(2)息が入りにくい道中を乗り切るスタミナ追走力
(3)残り600m地点付近から始まるスパートに対応できるポジショニング能力、及び持続力


テン¹ …最初、真っ先の意味。
息が入りにくい² …息を入れる=ペースを落とし、体力を温存すること。


②馬場状態

(1)ダートコンディション
 まずはダートコンディションを確認していく。
 
昨週土曜のレース映像を参照すると馬場の内目~中程までで攻防が繰り広げられていることが確認できる。
 更に翌日、降雨により重開催となった日曜のレース映像を見ても、同様。
 当日は乾いたパワーの要る馬場になることが想定されるため、道中ではロスの少ない内目を、直線においてもスムーズに中程までに進路を取れる位置取りが求められるだろう。
 
(2)時計コンディション
 続いて時計コンディションを確認していく。
 良開催となった昨週土曜の8R3歳以上1勝クラス』と昨年7/29開催の6R3歳以上1勝クラス』を比較すると、殆ど同様のコンディションだと言える。
 そのため、例年の『エルムS』の時計コンディションをそのまま参照する。

 (1)(2)をまとめると…

(1)道中直線ともに内目~中程までの進路取りに優位性がある。
(2)例年の『エルムS』同様、レースタイム1:44前半上り³ 最速35秒後半~36秒前半でマークされる。

 これらが現状の馬場状態だと分析できる。


上り³ …上り3Fのこと。ゴールまでの残り600mのタイムを指す。


③展開予想

(1)ハナ⁴ 予想
 
まずは隊列の先頭を担うハナを予想していく。今回の出走メンバーにおいてハナでこその脚質の馬は ⑦ミトノオー ⑫テーオードレフォン ⑭プロミストウォリア の3頭だと見ている。
 その中でも枠順臨戦過程、及び斤量という条件を加味して、ハナは ⑦ミトノオー と予想する。

(2)隊列予想
 
次にレース中の基本的な隊列の全体像を予想してく。

~先頭~
 
好スタートから ⑦ミトノオー ハナを主張。その外から ⑫テーオードレフォン も促してそこへと並びかける。
 3番手の一線に ⑩ドゥラエレーデ  ⑨ペイシャエス 、外目から ⑭プロミストウォリア  まで。
 
~先団~
 
先団のインに ②ユティタム 、馬場の中ほどから ⑤ホウオウアマゾン も先頭集団に取り付く勢い。それらの直後 ⑥サヴァ が促して好位へ。
 差がなく内に ③ヴィクティファルス ④ナチュラルハイ が追走、外目からは ⑬ベルダーイメル まで。
  
~中団~
 
その後ろややバラけて ⑧シルトプレ 、差がなく内に ①フルム が追走。最後方 ⑪タガノクリステル がやや置かれながら。

(3)展開予想
 
続いてレースの主な動きについて予想していく。
 
~レース前半~
 ハナ
は ⑦ミトノオー その外並んで ⑫テーオードレフォン この2頭。コーナリングで ⑦ が前に出るものの、その差は体半分ほど。
 続く3番手 ⑩ドゥラエレーデ  ⑨ペイシャエス は1馬身2馬身後方から追走。
 以降先団は一団。各馬ペースを保ちながら向正面へと差し掛かる。
 後方からの3頭は若干離されながらも、インを通る ①フルム はロスなく先団の後方をキープ。
~レース後半~
 向正面
を抜けて3角へ。徐々にピッチが上がり、先頭後続各馬の差が詰まる。
 4角で外から ⑫テーオードレフォンハナへと変わる。それを追って ⑩ドゥラエレーデ ⑨ペイシャエス が進出。
 先団からは ⑥サヴァ 連れて ④ナチュラルハイ ⑬ベルダーイメル も迫って一団で直線へ。
 先頭 ⑫テーオードレフォン 、内粘る ⑦ミトノオー 。その外から ⑩ドゥラエレーデ が並んでくる。
 それらを追って ⑥サヴァ ④ナチュラルハイ も突っ込んでくる。


ハナ⁴ …隊列の先頭のこと。

結論

本命馬

 上記の予想を踏まえ、『エルムS』好走を信頼できる本命馬は…

◎⑩ドゥラエレーデ


本命馬短評

 前走『ドバイWC』では内枠を促して3番手を確保。テンを行かせたポジションから4角で進出を図り、ジリジリ伸びを見せるも5着。ただ、負けた相手を思えば健闘とも。
 昨年は『チャンピオンズC』、『東京大賞典』と国内ダート重賞でも並みいる強豪相手に善戦。その実力は世代に留まらないことは証明済み。
 持続力パワーを求められる舞台は好条件。また、G1好走歴を持ちながらの別定57㎏は恵まれた印象。
 海外帰り初戦は懸念材料も、仕掛け所の判断に長けた武豊騎手札幌好走経験を評価して本命馬とした。


対抗以下

 上記の本命馬に続く対抗以下の推奨馬は…

〇④ナチュラルハイ

買い目構想

 今回の本命馬のマークイメージは自力考えれば当然勝利。ただ、目標がココでない点、海外帰り初戦という臨戦過程を考えればアタマ確信とは言い難い。
 8/4(土曜)時点で ⑩ドゥラエレーデ複勝オッズが1.6倍~ついているため、軸馬券【複勝】とする。
 そして勝負馬券対抗以下の推奨馬が1頭のように◎-○【ワイド】を1点購入を検討。
 投資額は9:1で資金配分をし、軸馬券の的中で140%軸・勝負馬券の両的中で190%の回収率が見込める買い目とする。

おわりに

 お疲れさまでした。以上で『エルムS』の予想は終了となります。

 今回は本命馬、及び買い目において、非常に捻りの無いものになってしまいました。
 その要因としては、△から絞り切れないメンバー構成が一つ。もう一つはハナを含め、展開予想の信頼度が低いこと。
 こういう時は決め手に長けた脚質の馬か、レースセンスに長けた騎手を買う。要は、強い馬が勝つ上手い騎手が勝つ。結局はこれです。
 本当はカッコつけて三連係でバシッと決めたいんですけどね。

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 ここまで御精読ありがとうございました。
 それでは次号、今年は入れ替え中京開催!夏の名物ハンデ重賞『小倉記念』でお会いしましょう!
 以上、競馬村報でした!皆さん、良い競馬を!

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