#11 神戸新聞杯【9月24日(日)|中央競馬】
こんにちは、MODERN NA CODAI 村長です。
気が付けば蝉の声もすっかり枯れ、陽が傾く時間も早くなりましたね。そこかしこに飾られた衣食の彩りにも秋の訪れを感じます。
そして、秋のGⅠ戦線開幕もいよいよ来週に迫りました。
その内の一戦である牡馬クラシック三冠の最後の一冠を賭けた『菊花賞』。そこへと続く3枚の切符を争う『神戸新聞杯』が今週のテーマです。
昨年の優勝馬「ジャスティンパレス」は続く『菊花賞』で3着健闘、今春の『天皇賞(春)』では初GⅠ制覇を果たしました。
目前の『菊花賞』の有力馬候補は勿論、先々のレースにおける出世馬を輩出する一戦としても注目すべきでしょう。
今年は『中京競馬場』から舞台を戻し『阪神競馬場』での開催となります。また、距離も芝2,400mと異なるため予想は阪神開催まで遡ったものをベースに組み立てていきたいと思います。
『神戸新聞杯』予想
推奨馬
◎③サトノグランツ
〇⑬ハーツコンチェルト
▲⑦ファントムシーフ
▲⑩ナイトインロンドン
推奨馬短評
◎③サトノグランツ
前走の『東京優駿』では大外枠発走に加え、隣枠の馬の落馬とアクシデントにも見舞われて後方3番手の競馬を強いられました。
レースは後続を離しての単騎先頭という展開ではありましたが、ペース自体は落ち着いており、上り最速を使うも11着。
初勝利こそ1,800m戦ではありますが、距離延長で迎えたレースの方が反応のズブさを加味しても適性があるように映ります。
また前走のようなキレ味のある末脚も持ち味ではありますが、先行競馬からでも脚を使える持久力も魅力の一つ。
その点で継続騎乗の川田騎手と好位確保に有利な3枠は好条件と言えるでしょう。
前走内容は度外視できるもので、展開面において利のあるポジションで競馬ができそうなこの馬を着内は見込める本命として評価しました。
〇⑬ハーツコンチェルト
前走『東京優駿』では出足がつかず最後方。落ち着いたペースに向こう正面中間からポジションを上げると、直線でも伸びを見せてタイム差なしの3着と健闘を見せました。
スタートの不器用さは距離の延長と共に誤魔化しが効いているようにも見え、それを補っても鈍らないタフさはやはり魅力でしょう。
2歳から3歳の春にかけて既に2,000m戦でも短いように映ったレースも多くありました。それを踏まえると『菊花賞』が視野にあるのは確実。
『東京優駿』をあの内容で3着ならば、展開面に大負けするとは考え難く、8割の仕上げでも十分やれると見て対抗評価としました。
▲⑦ファントムシーフ
前走『東京優駿』はスタートで他馬に寄られて中団後方へ。追走に難があるようには見えなかったものの、直線では伸び切れず8着としました。
『皐月賞』では後方からの差し競馬で3着となりましたが、《重馬場》の中1,000m通過58.5秒のハイペースと特殊な条件が重なった印象があります。
個人的には『共同通信杯』までのような先行競馬からの短くキレる脚が強みだと思います。
そのため距離不安を抱えた前走同様に中団からの競馬となれば、届かずがあるようにも。
先行さえできれば展開面で利があるようにも思えるので能力面では評価しつつも単穴評価としました。
▲⑩ナイトインロンンドン
前走『阿寒湖特別』では五分のスタートから控えて中団へ。4角でポジションを上げて外へと持ち出すと、直線で後続に2馬身差をつけて快勝。
2,000mで臨んだ新馬戦の大敗以降、2,400m戦では4戦3勝2着1回。
母系のステイヤー気質を感じさせるズブさと終いの伸びの良さは重賞でも通用するものを感じます。
1F短縮で外々でも問題ないように映り、7枠は詰まりやすそうな内枠よりも好印象。鞍上もズブさをカバーできる和田騎手継続と条件は良い。
ただ、ややコンスタントに春から夏を使ってきた分と、格上挑戦を加味して単穴評価までとしました。
レース展望
スタートはややバラついたスタートになると見ています。内枠の①、②に加えて外枠の⑫、⑬も出遅れの可能性があるでしょう。
好スタートは間から④、外の方から⑪。それを追う形で⑥が促しながら先頭集団へ。
先行集団は内から③、間から⑦、外の方からは⑩がそれらを見るようなポジション。⑤は先団の後方から、その外に⑨。
中団には①、外に⑧。後方はややバラけて②、外に⑫。最後方から⑬の隊列と予想します。
2角を抜けると隊列も落ちついて先頭は⑥、差のない2番手に④。それらの後ろに⑪。
先団も固まって③、⑦は2頭差のない追走。後方に⑨、⑩、内には⑤。
中団以降もまとまって内に①、外に⑧。それらの外目後方に⑬が追走。
後方2頭②、⑫で向こう正面中間を抜けて3角へ。
1,000mの通過は61秒後半から62秒前半とスローペースを予想しています。
先頭は⑥リードが無くなってきて、外から④が並びかけるように進出。⑪も連れて3番手の位置。
前を射程圏に入れながら③、⑦も追い出し体勢で前との差が詰めにかかります。それらの外から⑩もその一線へ加わる勢いで、その内からは⑨も前を狙う。
⑤の内から①がスルスルと先団へと上がって、⑬も追い上げを開始して先団へと取り付く勢い。
中団からは⑧、⑫も前との差を詰めて。最後方は②で直線へ。
ここで先頭並んで④、内に⑥粘っているが、外から③、⑦が迫って。大外を突いて⑬もここで先頭を捉えにかかるでしょう。
それらの後ろから⑩、内からは①が差し脚を伸ばして。後方から外を突いて⑧、⑫も追い込んできて馬群一団の激戦。
残り200m坂を駆け上がるところで先頭変わって③、外⑦。その外から⑬がまとめて捉える勢い。間からは⑩も追い込んできて。
と、混戦模様のゴール前を想定しています。
まとめ
上記『レース展望』の直線の攻防で名前の挙がった①、④、⑥、⑧、⑫まで△や☆で印を回したいところでしたが、何分点数が多くなるというところで今回は▲までの推奨としました。
買い目としましては③の【複勝】と【ワイド】を③から⑬、⑦、⑩へ流す形にしたいと思います。
手堅い回収にはなってしまいそうですが、夏を明けた秋初戦の馬も多いためここは的中を重視で行きたいと思います。
それでは長らくお付き合いありがとうございました。
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それでは皆さん、今週も良い競馬を!