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#20 中山記念2024【予想】
今週は中山競馬場で『中山記念』が開催。
約1か月の中休みを経て2回開催となる中山競馬場。内目の馬場の傷みが改善され、例年は内枠発走の馬と先行脚質の馬の台頭が目立つ。
春の中距離GⅠである『大阪杯』の前哨戦にあたる本レース。故に骨っぽいメンバーが揃った印象。
そこでここは純粋に①コース特徴と出走各馬の脚質から②レース展開を予想。そこから好走条件に合致する馬をピックアップしていきたいと思う。
①コース特徴
中山(芝・1,800m)のスタート地点は正面直線、坂の半ばにある。故にスタートから力が要る上、初角の1角までの直線距離は約200mと短い。よってこのコースにおいては、内枠発走の馬にポジショニングのアドバンテージがあると言える。
スタートから2角までは上り坂、以降は下りと平坦が続く。このコース形態が前半のペースアップを抑え、後半のロングスパート傾向を後押している。
ただ、先行争いが激化するとその傾向は一転。下りと平坦が続くレース後半は先行勢にとってペースを落とすタイミングを見つけにくい。そのため、4角付近で一斉に脚色が衰え、脚を溜めていた後方勢による差し競馬となることも。
②レース展開
まずは今回の出走メンバーにおいて【逃げ】の脚質の馬に注目する。その中でもハナを主張する可能性があるのは⑦ドーブネと⑮テーオーシリウスだろう。
⑮テーオーシリウスは過去4勝のうち3勝がハナを逃げた時のもの。オープン昇級以降の2度の入着もハナを逃げたものであり、ここも大外枠でも積極的にハナを主張するだろう。一方で⑦ドーブネは番手からでも好走歴があるため、並びは⑮⇒⑦となると予想。
ただ、開幕週の内前有利という馬場傾向から⑦ドーブネもある程度スタートから促して出るだろう。そうなれば、枠順の利の差で大外枠から⑮テーオーシリウスがハナを取り切るまでにやや時間が掛かることも想定される。それに加え、この2頭が得意とするレースはいずれも緩みの小さいラップで構成されたフラットなラップレースだ。そのため今回はやや過剰気味の前半ラップで構成されると予想する。
推奨馬
◎⑤ヒシイグアス
○⑨エルトンバローズ
▲⑥イルーシヴパンサー
▲⑧マテンロウスカイ
△③ソールオリエンス
△④ジオグリフ
☆⑩ラーグルフ
推奨馬短評
◎⑤ヒシイグアス
前走『香港C』では消耗戦を先団で受けながらも、持続力のある決め手を発揮して僅差の3着と好走。昨年の国内成績は『大阪杯』では大幅な馬体減、『天皇賞(秋)』では完全な瞬発力勝負と敗因は明確。
8歳ながらも使い詰め出来ない体質が功を奏し、戦歴は20戦と馬体にはまだフレッシュさもある。
レース展開を踏まえても、持続力のある脚質は合致している。昨年の本レースでも「ドーブネ」が作った展開を勝ち切るなど、対応力も評価。まず着内は固いだろう。
○⑨エルトンバローズ
前走の『マイルCS』では600m通過が34.3秒のハイペースを先団で受けながらも4着と好走。
昨秋の始動戦に選んだ『毎日王冠』では「ウインカーネリアン」の作ったフラットなラップの展開を内々から捌いて勝利。1,800m戦の実績に加え、展開への対応力も評価できる。
個人的には決め手という部分でワンパンチ欠ける印象も、前哨戦という条件に加えて一線級手前のメンバー構成という点で評価を押し上げた。
まとめ
正直、今回のメンバーでは実力抜けしている印象のある馬は見当たらないというのが見解。そのため、展開一つで殆どの馬が同様に好走の可能性を持ち合わせてるとも考えられる。
ただ、予想の根拠として挙げた②レース展開に多少のブレがあったとしても、本命対抗の2頭は対応できる能力を有していると判断。馬券はこの2頭を軸として買いたい。
勝ち負けまでを明確に期待できない以上、軸馬券の券式は【ワイド】を。⑤-⑨で1点。勝負馬券は【三連複】⑤‐⑨の2頭軸で▲~☆までに流す形で5点。計6点で500%越えの回収を目指す。
『中山記念』の予想は以上。記事が予想の参考になれば、スキとフォローを是非。