#14 日経新春杯2024【予想】
今週は『日経新春杯』がテーマ。その名の通り、正月競馬を代表する一戦。
度々にはなるが4年ぶりの京都開催となり、近3年の中京開催時とは異なる資質が求められることになる。
その点に加えて、予想される展開から好走を期待できる馬を推奨していきたいと思う。
推奨馬
◎⑤レッドバリエンテ
今回の『日経新春杯』で好走を期待できるのは⑤レッドバリエンテだ。
前走の『アルゼンチン共和国杯』では初重賞挑戦で55㎏と優遇されたハンデでの出走。
道中は終始後方での追走。大きな緩みの無いペースの中、脚を溜める競馬に徹した。しかし、勝負所の直線で進路をスムーズに確保できず、追い出しに遅れて7着と消化不良の結果。
ただ、その前走勝ち馬との着差は0.4秒差と僅差。更に、一瞬の加速力という点では他馬に引けを取らないものを見せた。
今回、他の有力馬が外目の枠に収まった中、4枠5番と内目の枠を確保。ハンデも前走7着の結果ゆえに55㎏と据え置き。平坦な直線で瞬発力を活かせる「京都外回りコース」も好相性に映る。また、早くも今年既に重賞勝利を挙げ、騎乗経験もある「西村淳也」騎手への乗り替わり。
ここまで揃った条件の中、力負けするようなメンバー構成にも見えない。極端な展開に見舞われることさえなければ、完勝の内容も想定している。
それ以外の推奨馬としては…
〇⑬サヴォーナ
▲⑦ハーツコンチェルト
▲⑩ハーツイストワール
△④リビアングラス
△⑭サトノグランツ
☆⑫シンリョクカ
と、ここまで上げたいと思う。
展開予想では隊列の先頭は⑥ディアスティマと想定。故に前半はスローペース、後半は「京都外回りコース」の傾向よりも早めにラップが加速すると読んでいる。
その点で、追走力に疑問が残る⑭サトノグランツは57.5㎏のハンデも含め今回若干軽視している。
2番手追走の想定④リビアングラスは前走こそ瞬発力勝負になったがために惜敗したが、『菊花賞』の内容を考えれば54㎏のハンデを踏まえて十分に善戦が期待できる。
それを突っつく形での競馬を想定しているのが〇⑬サヴォーナだ。
前走の『菊花賞』では終始外めの追走となった上、坂の上りでポジションを上げる形になり消耗戦に敗れた印象。今回は極端に序盤からペースが上がることも想定されないため、スタートさえスムーズなら大外枠からでも好位が確保できるだろう。
またタイム差なしの2着とした『京都新聞杯』の勝ち馬⑭サトノグランツが57.5㎏のハンデに対し、56㎏のハンデは確かな差が生まれると見ている。
▲評価の⑦ハーツコンチェルトは自身の気性的課題と右回りの克服が鍵だ。ただ、『東京優駿』3着の能力で55㎏は随分と軽視された印象があり、同様の展開構成のレースとなれば十分に好走の可能性を持っていると見る。
同じく▲評価の⑩ハーツイストワールは前走『アルゼンチン共和国杯』が約1年ぶりの出走。勝負所でもいい反能を見せていたものの、久々の分で最後が甘くなり6着と惜敗。一戦叩いた上積みを見込めば十分に好走できるだろう。
最期に☆評価の⑫シンリョクカだ。これは前走の『エリザベス女王杯』が着順ほど凡走と言えないと見ての評価。
クビ差8着の「イズジョーノキセキ」は次走『チャレンジC』3着。クビ差10着の「ククナ」は昨週の『中山金杯』2着。紛れた着順の馬が軒並み次走を好走しており、もう一つ内めの枠が欲しかったが53㎏のハンデも踏まえて逆転があるならここだろうと見ての印。
買い目としては⑤単勝、⑤から〇、▲、☆に馬連流しを考えている。
それでは、今回は以上。また来週のノートで。