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RED WING を買う
ジーンズとかデニムシャツとか革靴とか。
春日はそんなアメリカンなものが好きだったりする。
「アメカジ」を着こなしてるか。と言われたらそこまでではないが、少しジーンズにこだわりがあたりする。
EDWINよりはLevi'sの方が好きかな。
ワーカーウェア感が強くて。
でもLeeのワーカーウェアもそれはそれで好きかな。
アメリカのシティカルチャーのようなアメカジより、どこからか煙草と土の香りがしてきそうなワーカーコーデの方が好きだったりする。
だからレッドウィングのシューズにとても憧れがあった。
高校生の時は金額的にも買えるわけがなく。周りの流行りに乗っかってスニーカーを買っていた。
それこそNIKEのジョーダンとか。
でもやっぱり革靴。
せっかくデニムを履くならかっこいい革靴が欲しい。
そう思ったいた。
そして、
ついに、、!
勝った。
興奮のあまり誤字ってしまった。
ついに手に入れたのだレッドウィングを!
やはり一足目ということで定番中の定番
6インチ・クラシックモックを購入
男らしさと上品さを兼ね備えたオロ・レガシー・レザー
エイジングの楽しさが増す一足だ。
犬タグのついているオロラセッター・レザーも「これぞレッドウィング」というカラーリングなのでとても悩んだ。
冗談抜きで1時間くらい店舗にいたと思う。
でもやはり「1足目」というのがミソであったので履き込んだ雰囲気が早めに出てくるレザー色をチョイス。
さっそく家に帰り開封の儀。
開封初日限定の秘技「外履きをルームシューズ化」をして1人でにやにや。
グローブの香りだ。
中学時代に買ってもらったグローブを彷彿とさせるレザーの香り。
新品でオイルをたっぷり含んでしっとりとした手触り。
表面のレザーの手触りからは想像もできないほど堅牢な靴の形。
さすがハンティングシューズ用に製作されたブーツだ。
季節・気候を気にせず履くことのできるある意味「万能」なシューズでもある。
もちろんケアは必須だが雨の日も雪の日も履けるのがワーカーブーツの魅力だと思う。
履いてケアして休ませて。
まるで人を育てるのと同じように靴も成長するのだ。
大量生産・大量消費で安価で性能の良い商品が簡単に手に入る時代。
ネットで買えば家からでも靴が買えるのに。
フッティングをしに大阪まで電車で行き。
レザーの色を確かめ。
エイジング例を確認して。
一生履くことのできる靴を大金はたいてまで靴を買う。
これは浪漫なのだ。
没個性的な現代に対する儚いアンチテーゼとでも言おうか。
こだわりを持って好きな服や靴を選ぶ。
その結果、体外に現れ世間と会合するのがファッションなのだろう。
万人ウケもしないし、ただの自己満足かもしれない。
それでも自分を満足させられない人生などどれほど退屈だろうか。
そんな私の夢と願いが詰まった靴なのだ。
ただのファッション雑貨以上のシューズなのだ。
見ているだけで様々な気持ちが溢れ出てくる靴。
この靴と私はどこまで往くことができるのだろうか。
そんなことを考えながら今日もブラシで汚れを取り除いてやるのだ。