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【ピアノ】憧れの「STEINWAY & SONS」って何がすごい?どっかで弾けるの?
スタインウェイと言えばまさに「最強」のピアノ。
コンサートを開くピアニストの10人に9人はスタインウェイを選ぶというほど人気のピアノである。
なぜスタインウェイがここまで人気を博しているのか?
他のグランドピアノとの違いからスタインウェイのピアノの特徴を見ていきたい。
歴史
世界三大ピアノ
スタインウェイ&サンズ(STEINWAY&SONS)、ベーゼンドルファー(Bösendorfer)、ベヒシュタイン(C.BECHSTEIN)。
この3つのピアノブランドは「世界三大ピアノ」といわれている。
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スタインウェイは1853年にニューヨーク(アメリカ)、
ベーゼンドルファーは1828年にウィーン(オーストリア)、
ベヒシュタインは1853年にベルリン(ドイツ)でそれぞれ創業。
大きく分ければ、
スタインウェイはアメリカ生まれであとの2つはヨーロッパ生まれということになる。
音楽と言えばヨーロッパだが
歴史と伝統を重んじるヨーロッパでは、
ピアノづくりは木材にこだわり金属を多用しないことが半ば常識になっていた。
ところが創業者のヘンリー・スタインウェイ氏は、
新天地アメリカで常識にとらわれず積極的に金属を使うことでそれまでに無いパワフルで強いピアノを作り上げた。
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革命
これが人気に火をつけた。
アメリカで成功を手にしたスタインウェイは、1880年にはドイツのハンブルグに工場を増設しヨーロッパでもピアノを積極的に販売するようになった。
ヨーロッパの音楽家達は今までにないパワフルなピアノの出現に熱狂した。
こうしてスタインウェイは現在に至るまで世界のピアノづくりをリードする地位を確立していくことになる。
よく響き、澄み渡る、最高の音色のグランドピアノ
スタインウェイ・グランドピアノは、初期の最上のコンサートピアノの完成に満足することなく、現代に至るまで次々に改良を重ね、特許を取得している。
その設計思想は下記のポイントに要約される。
強固な構造を持つこと
楽器全体がよく響くこと
高音域は繊細でクリアな音色、しかも豊かで伸びが良いこと
低音・中音域は豊かな音色でかつフォルテッシモ(最大の音)とピアニッシモ(最小の音)の幅、すなわちダイナミックレンジを広げること
大規模なコンサート会場でも、
どんなに小さな音を弾いても会場の端までその美しい音色がはっきりとメロディを奏で、
反対にどんな大音量で弾いてもその音色は豊かで美しく心に響かせる。
「神々の楽器」と呼ばれるもうひとつの理由がここにある。
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すべて手作り
スタンウェイは徹底した「木」へのこだわりが最上のグランドピアノに結実している。
響板
もっとも大切な響板には、世界でもっとも寿命が長い木(200年~500年)と言われる、北米原産のスプルース(マツ科トウヒ目)が使われる。
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また、響板に使われる板は、すべてまっすぐに木目が通ったものだけが使用される。
そのため、買い付けた木材から実際に使える品質のものは半分しかないと言われる。
創業者は、祖父は炭焼き職人、父は林務官という木に造詣の深い家で生まれ育った。
このため、スタインウェイは伝統的に木材に対するこだわりが強く、グランドピアノの命である響板やリムなどの場所によって、適材適所の木材を選ぶ鑑識眼が脈々と受け継がれている。
その買い付けは100年以上同じ会社から続けているという。
リム
「リム」とはグランドピアノの外側を囲む板だ。
リムの美しい曲線は15枚から18枚の薄い板を貼り合わせた1枚の合板で作られている。
その合板を一挙にグランドピアノの形に成型するという技法は、スタインウェイが開発したものである。
他社のグランドピアノはリムを箱と考え、響板とリムの間に隙間をあけている。しかしスタインウェイ・グランドピアノは完成したリムに響板が隙間なく貼り付けられている。
これはピアノすべての部材を音響体と考えた設計思想と言える。
※スタインウェイのグランドピアノの足を軽く叩いてみると「コーン」と軽い音が響く。ピアノの足までもが音響に資する楽器の一部なのだ。
弾いてみたいわぁ
こんなにすごいスタンウェイ、
どっかで触れるところないのかな?と調べてみると結構あった。
「スタインウェイ&サンズ東京」
直営店「スタインウェイ&サンズ東京」では、多くのモデルを試弾できるだけでなく、限定モデルや、最新の自動演奏ピアノも常時展示。
新進気鋭のピアニストによる小コンサート等もあるようだ。
最寄り駅は表参道。
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スタジオでも弾けるんだってよ
直営店での試奏はかなりハードル高いなという人は、
個人スタジオにもスタンウェイを弾けるところがある。
例えばスタジオNOAH池袋店。
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池袋店SSst【PIANO STUDIO NOAH】生ピアノ常設貸し練習スタジオ (grandpiano.jp)
マジか、普通にあるんか。
これなら思う存分「カエルの歌」とか弾けるな。スタンウェイで。
まとめ
以上、今回はスタンウェイの歴史と特徴をまとめた。
また、実際にスタンウェイを触れる場所もある。
これを機に、
「神々の楽器」に実際に触ってみてはいかがだろうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください💡
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— みんなのロードバイク研究所 (@AerospaceRoad) January 16, 2022
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