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【待機電力】会社PCのコンセントは毎日抜いて帰っても月12円しか節約できない件

節電が叫ばれる世知辛いこのご時世。
「退社のたびにコンセントを抜いて帰れ!」
と発令される職場も多くなっているとか。



果たして、
会社PCのコンセントを退社のたびに抜くとどのくらい節電になるのでしょうか?



結論から言います。
「PCとモニターのコンセントを毎日抜いて帰ると、【1ヶ月で約12円】節約できる。」
です!!


すくな!!!

待機電力がどの程度かザックリ概算してみた

電気代っていくら?

まず電気代っていくらなの?という指標が必要です。

電気代の算出に使われる単位は[kWh(きろわっとあうあー)]です
#あうあうあー(^q^)

kWhは、1キロワット(1kW=1000W)の電力を1時間(h)消費した時の電気量を意味します。「h」は英語で「時間」を意味するアウアー(hour)のことです。
出典: Selectra



で、
ここでは1kWhあたり「27円」を電気料金の目安とします。

消費電力は、電気製品公正取引協議会が定めた電力料金の目安単価、27円/kWh(※1)で計算しています。しかし、契約している電力会社によって微妙に異なるので、詳しく知りたい場合は検針票(電気ご使用量のお知らせ)などをご確認ください。
出典:全国家庭電気製品公正取引協議会


PCやモニターの待機電力はどんくらい?

次にPCやモニター待機電力がどれくらいなのか調べましょう。

待機電力はPCやモニターの取扱説明書に書いてある場合が多いです。


会社で使っているPCとモニターの待機電力を調べてみたところ、

・PC:0.7 W/h
・モニター:0.3 W/h

と書いてありました。

1ヶ月のうち、PCをOFFしている時間はどれくらい?

待機電力は分かりましたが、
1ヶ月のうち「実際に待機している時間」はどれくらいになるでしょう?


1か月を30日。
30日のうち、平日が5/7、土日が2/7。
平日にPCをOFFにしている時間を12時間と仮定。
土日は基本OFFとして24時間とすると、、、

まあザックリ「450時間」が1ヶ月の待機時間になりますね。



ここまでくればあとは計算するだけです。

あとは計算するだけ

材料は揃いました。あとはこれらの数値を料理するだけでね。

・1kWhあたりの電気代が27[円/kWh]
・1ヶ月の待機時間が450[h/月]
・待機電力が0.7+0.3[W]



そして、
電気代の計算方法は以下の式で求めることができますね。

  • 【1kWhあたりの電力量料金】×【待機時間】×【待機電力】÷1000



これを計算すると

  • 27×450×1.0÷1000=12.15[円/月]



つまり約12円。



結論出ました。
「PCとモニターのコンセントを毎日抜いて帰ると、【1ヶ月で約12円】節約できる。」
です!!



1ヶ月毎日頑張ってやっと「うまい棒」が1本買えるレベルですね。

意外と少ないな。。。

ここまで計算してきた印象としては、


「すくな!!!!!!!!!!」


でした。



最近のPCの節電機能はかなり進化しているらしく、
毎日スイッチON/OFFの労力に対し、効果金額は12円…。

ちょっと割に合わないような気がします。

現在は節電技術が進みスリープモードですら待機電力0.8-0.9[W/h]のPCもあるそうです。
つまり、コンセントすら抜かずシャットダウンすらせず、スリープモードでも効果金額ほとんど変わりませんね。。。




待機電力が多いイメージのテレビもグッと技術進歩していました。
昔のブラウン管はともかく、最近の液晶テレビは待機電力0.3[W/h]レベルのよう。
めっちゃ優秀ですね。。。



まとめ

PCとモニターのコンセントを毎日抜いて帰ると、
【1ヶ月で約12円】節約できることが分かりました。

意外と少なかったですね!


個人的には、毎日スイッチON/OFFの労力に対してちょっと割に合わないなぁと思いました。

なので、スリープモードで帰ったとしてもそれほど罪悪感は感じる必要はないかもです。





最後までご覧いただきありがとうございました。
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