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【ヘリコプター豆知識】SH-60の「S」とか「H」とかって何の略?どんな意味?【頭文字】
【問題】
自衛隊のヘリの名称の頭に、「AH」,「UH」,「OH」,「CH」,「TH」という英語が付きますが、
A・U・O・C・Tはそれぞれどういう単語の頭文字なのでしょうか?
【結論】
それぞれ、
A:Attacker(アタッカー)
U:Utility(ユーティリティ)
O:Observation(オブザベーション)
C:Carrier(キャリアー)
T:Trainer(トレーナー)
である。
例えばUH-60(ブラックホーク)は?
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ブラックホークダウンで有名な「UH-60」のUは汎用機を意味する「Utility(ユーティリティ)」の頭文字であり、Hは「ヘリコプター」を表している。
多目的汎用ヘリコプターと呼ばれる。
SH-60(シーホーク)
あと海上自衛隊のヘリコプターSH-60 シーホークも。
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こちらもシコルスキー・エアクラフト社製造のSH-60の場合は、Sは対潜機を意味する「antiSubmarine(アンチサブマリン)」のSをとっている。
Hは上記と同じヘリコプターのこと。
SHとは「対潜ヘリコプター」ということになる。
Aだと攻撃機(アタッカー)と一緒になってしまうのでSにした(らしい)。
7.62mmの機関銃やミサイルも装備可能だ。
Aの攻撃ヘリ
有名なのはやはりAH-64アパッチ。
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戦闘ヘリコプター。「空飛ぶ戦車」とも呼ばれる。
AH-1コブラも。
ベトナム戦争でも使われた世界初の本格的な戦闘ヘリ。
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この人たち、実は○○が一緒
実は、このヘリコプターたち、
搭載しているエンジンが全て一緒である。
1967年にGE(エジソンが創業した会社)が開発した「T700」というターボシャフトエンジンだ。
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いまだに現役なのが驚き。名エンジンだな~。
OH-1のエンジンは
観測用ヘリ、愛称「ニンジャ」で有名の「OH-1」、
このヘリコプターはエンジンが違う。
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これまた名エンジンの「TS1」を搭載している。
こちらは1996年生まれ。
アパッチやブラックホークとのエンジン音の違いに注目してみると面白い。
その他、ヘリコプターうんちく
プロペラの回転は扇風機より遅い
有名なのはこれ。
扇風機の「弱」の1秒間で13回転。
ヘリコプターは1秒間で6.5回転。
つまり扇風機の半分くらいの回転数なのだ!!
翼が起こす風力は回転速度より「大きさと長さ」の方が圧倒的に影響がある。
ちなみに、扇風機がヘリコプターの大きく長い翼並の風力を出すには、100倍は早く回転しないとダメ。
ほんで、ヘリコプターくらいプロペラが長いと、速く回すと先端が音速を超えちゃって空力的に不安定になるとの問題もある。
空中でエンジンが停止しても墜落しない
実は、緊急時には翼を地面に対して「水平」の状態にすることで、
落下する際の下からの風によって翼が回り続けた状態を保る。
で、揚力を得てブレーキをかけたような状態で降下できるのだ!!
このシステムを「オートローテーションシステム」と呼ぶ!
エンジンが上空で停止した場合でも高度が数百m以上あれば安全に着陸できるのである!
#知っててもこわぁ笑
まとめ
以上、ヘリコプターの名称の頭文字について解説しました。
最後までご覧いただきありがとうございました💡
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