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大学4年目にして思う部活動の存在意義
今日は4年間を通してあれこれ考えた部活動の存在意義について自分の考えを書こうと思います。
早速本題に移ります。
部活動の存在意義、これは間違いなく「部活動(特に競技活動)を通して人間的成長をするため」です。
もし部活動が会社なのであれば存在意義は「売り上げを立て、会社を存続させるため」ではありますが、部活動は会社ではない。
そこには一定の線引きが必要だと思っています。
ただ、その一方で自分が所属している筑波大学蹴球部をはじめ、いくつかの部活動ではプロスポーツチームのように運営している組織も事実、存在します。(プロスポーツチームのような運営をどう定義するかは置いておきます。主観です)
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また、法人格をOBOG会などが有している部活動も存在し、半会社のようになっています。
↓東大アメフト部の例
こういったチームは、本来的な部活動の存在意義に加え、社会への発信や影響力を高め、価値を上げようと活動をしています。そのため、より会社的な組織に変えたいと思っているかもしれません。
改めて考える部活動の存在意義とは?
そんなことを考えていると、部活動は「人間的成長のため」に存在しているものなのでしょうか。大人も絡んできて、複雑になって、しかもプロチームのような体制になっている部活もある。もっと会社に近づけてもいいのではないか。「利益をあげ、部活動を存続させるため」でもいいのではないか。などなど、、
色々な考え方があると思います。
それでも私は「人間的成長のため」に部活動は存在すべきだと思います。
そしてそれは、2つに分けられると考えます。
競技等その部活が有する本来的な活動を通して学ぶことでの人間的成長
その競技を活かして、より実践的な社会経験を積むことでの人間的成長
1つ目は昔からある、本来的な部活動の存在意義。競技そのものを通じて学ぶ成長です。仲間と切磋琢磨する経験や、目標に向けて努力する力は、どんな環境でも通用する財産になります。
2つ目は、時代の変化とともにこれからもっと伸びていっていいのではないかと考える存在意義。競技を活かして、社会で求められるスキルを実践的に磨く成長です。たとえば、部活動の運営を通じてマネジメントや交渉力を身につけることが挙げられます。
そして、この2つ目の存在意義こそが、日本の大学スポーツを変える可能性のある存在意義だと思います。
「部活動・スポーツを「つくる」ことはこんなにも楽しいんだ。」
ということを感じる人が増えていけば大学スポーツは変わっていく。そしてそれが、ビジネスとしてのプロスポーツを変えていく人材を育成し、日本のプロスポーツを良くしていくことにつながると思います。
「スポーツを使って稼ぐのは悪である」という考え方がまだまだ根強いのが日本の現状です。そしてそれの根本にあるのは日本の部活動文化だと思います。「我慢をしても頑張れ」「部活なんだからお金がないのは当たり前だ」そんな当たり前が今の日本を作っているのではないでしょうか。だからこそ、私は部活動・大学が変わる必要があると思います。
部にいることでインターンをしなくても社会的経験ができる。大人の人と交渉する仕事がある。そんなことが当たり前に変わっていったらいいなと思います。
それを実践しているのが、筑波大学の蹴球部だと思います。そして私がいた4年間で、日本の部活動、スポーツ界のゲームチェンジャーになれるように活動してきたつもりです。これからも後輩たちが、筑波大学がやっていってくれると信じて残り1か月の部員人生をやり切りたいと思います。
今日は部活動の存在意義について書きました。皆さんはどんなことを感じましたか?最後まで読んでいただきありがとうございました!
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