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吉恒皓 生きている間にどんなことを伝えておきたいですか?

みなさんは今どんな人間関係をお持ちでしょうか。

最も近い関係は家族が思い浮かびます。結婚して新しく家族を持った方は、夫や妻、子供がいれば息子や娘など、今の家族があると思います。

今家族を持っていない方は、自分の元々の家族として両親や兄弟姉妹がいると思います。事情があって、今は一人で暮らしている方もいるかもしれません。

あるいは、会社員や自営業、会社経営など仕事をしている方は、職場の同僚や上司、部下、取引先とも親密な関係を持っている方もいると思います。

また、友人との関係。そこまで頻繁に会うわけではないかもしれませんが、友人との関係も人間関係の一つです。そして、地域や自分の好きなこと、その他活動している団体やグループなどのコミュニティでの人間関係もあります。

こうして考えてみると、世の中で人間関係を持たずに、ただ一人で生きているという方はほとんどいなそうです。本当に山奥で一人で自給自足の生活を送ることができれば、もしかしたらほとんど人と関わらない生活が実現できるのかもしれません。

これだけ人との関わりの中で生きている私たちですが、では、今ある人間関係でどのようなコミュニケーションをしているでしょうか。

家族と話すとき、同僚と話すとき、友人と話すとき、コミュニティ内の方と話すとき、自分はポジティブな言葉を多く使っているのか、それともネガティブな言葉を多く使っているのか、そのどちらでもないか。

一つ一つの人間関係で、自分の話す内容をあまり意識はしないと思いますが、本当はどのようなものにしたいでしょうか。自分の人間関係をどのようなものにしたいか、私たちは意図することができます。

私たちが自由に使える時間は、無限にあるわけではありません。それでも自分にとって大切な人間関係で大事なことを伝えていないことがあります。

基本的には、亡くなった方とはもうこの世では、生きている時と同じように話すことができません。同じ時間と空間を共有して、一緒にお茶をしながら思い出話をしたり、自分がこれから何をしようとしているのか、どんな気持ちでいるのか、そんな話もこの世から離れたら、今と同じようにはできなくなってしまいます。

一緒に生きているからこそできるコミュニケーションがあります。今ある人間関係で、優しい言葉をかけたり、応援したり、不安を和らげたり、頑張りを労ったり、感謝を伝えたりできると、辛く苦しい人生の中にも急に天国が現れるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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