
簡単、アリバイトリック3
殺害場所を錯誤させる。
殺害時にいた場所と犯行場所の移動時間を利用して、アリバイを作るというものだ。
例 殺害場所Aと友人と飲んでいた居酒屋までは、殺害時刻に往復できないから、アリバイが成立する。しかし、殺害場所Aは偽装されたもので、実際の殺害場所Bは居酒屋のすぐ近くの場所だった。
○犯行場所を誤認させる(移動時間)
犯行場所にそっくりな建物が近くにあって、実際は犯行時間に往復できた。
遠回りさせられていただけで、犯行現場と現在地が遠く離れていると錯覚していた。
館の内部構造が特殊で、想定していた部屋と違う部屋の出来事だった。
被害者と周囲の床ごと別の場所へ運んだ。部屋がキャンピングカーになっていて、犯行場所が移動していた。
犯行場所を錯誤させるために、わざと痕跡を残しておく。
例 特定の場所にしかない草花を死体の横に置いておくなどして、犯行場所は遠くにあったように偽装。
○死体を移動させる
死体を元の犯行場所とは離れた別の場所に移動させて、アリバイを成立させる。
例 殺害後、死体を電車(上に載せられて、カーブで振り落とされる)や車で移動する。
川の流れを利用して死体を移動させる。
第三者が死体を発見後、別の場所へ移動させていた。その発見場所に死体があると困る事情があったのだ。
室内で洗面器を使い海(湖)水で溺死させ、死体を海や湖に移動させ、そこで溺死したように錯覚させる。
まとめ
殺害場所を錯誤させるトリックは今でも工夫次第で使えると思う。
死体を移動させるとその痕跡が残るので、要注意だが、それを逆用する手もありそう。例えば、違う場所から死体を移動させたと錯誤させ、実は移動していなかったなど。