ファンダメンタルについて
1.経済指標に注目
各国の政府や中央銀行が発表する、経済に関連した統計データです。
ただ経済指標の数は沢山あり、初心者の方からすれば、よく分からないのではないでしょう。大きく影響すのが 「米雇用統計」 「GDP(国内生産)」この2つをとりあえずチェックしましょう。
他にも、「小売売上高」「鉱工業生産」「景況感指数」など様々な経済指標がありますが、最初から多くを網羅しようとしても、覚えきれたものではありません。
まずは上記2つに絞って、ファンダメンタルズ分析とはどういったものか、基本から身につけていくことを推奨します。
2.要人発言
各国の大統領や中央銀行関係者など、経済政策の中核を担っている人物の発言のことです。
発言の内容がそのまま国の方針になると考えられるため、ポジティブな意見が読み取れれば、その後の見通しは明るいと判断することができます。
ただし、発言主の性格や趣向まで考慮する必要がある、という注意点もあります。
これは少し異例のパターンでしたが、要人発言の内容はリップサービスも多く、鵜呑みにしすぎるのも危険である、ということを覚えておきましょう。
3.金融政策
中央銀行が行う金融面からの経済政策のことであり、主に政策金利の上げ下げが注目されます。
金利上げが発表されれば、通貨を保有する価値が高まるため為替レートも上昇する…と思いきや、一概にそうとも言えないところが難しいところです。
予想に反して上げの幅が小さければ、落胆ムードが漂い、売り圧力が強まることもあるでしょう。
基本的には、金利上げ=上昇、金利下げ=下降と思っていればいいかと。
一概に判断できないのが、ファンダメンタルの奥深いところかなと。