コストコ好きについて考える
宇都宮市のとなり町、壬生町にコストコができたのは昨年の6月のこと。
それまで栃木県は北関東3県で唯一コストコがない県だった。
boarにとってそんなことはどうでもいいことだが、Mrs.boarにとってはコストコが近くにあるかどうかは重大なことのようである。
県内のある地域(鹿沼市)にコストコが建設されるという噂は過去にあったが地元住民の反対で立ち消えになっている。(あくまでも噂の範囲で真実は不明である。)
壬生町も噂で終わるのではないかと半信半疑だった。
コストコ効果は間違いなくあるようだ。壬生町もコストコが出来たことで新しいお店が増えているし町を訪れる人の数も確実に増えている。
ミセスはコストコが大好きで壬生町に出来る前は、つくば市や前橋市にあるコストコに通っていた。どちらも2時間近くかかっていたのでとても近くになった。
ミセスになぜコストコに行くのと聞いてみると、安いこと、大容量であること、品数が豊富なこと、初めて目にする食材や調味料などがあり買い物をしていて楽しいからだと教えてくれた。
近所のスーパーでは扱っていないものがたくさん大量にあり、そして安いのだから人気があるのは理解できる。
わが家の定番は鶏肉、豚肉、牛肉、チョコレート、冷凍ブルーベリー、中華鶏ガラスープの素、皮むきニンニク、ドライイースト、バター、蜂蜜などである。
boarはというとミセスの運転手と荷物運びでコストコについて行く。(ドライブが好きなのでいイヤイヤ付き合っているわけではない。)
積極的な目的があって行っているわけではないが、そんなboarにとっても巨大なポテトチップスの袋を見るとその安さについ買ってしまう。
倉庫のような大きな店内で商品を物色し、カートを大量の商品で満たす。その行為に人々はリッチな気分を味わうのだ。そして、その行動はとても心地よくリピーターの足をコストコへと向わせると勝手に想像し納得している。
boarは、わが国の高度成長とともに子供時代を過ごした。
生活をしながら新しい製品(新しい食品、家電品、クルマなど)が身の回りに増えていった時代だ。その時代のあこがれの対象はアメリカ的な暮らしだった。
コストコはアメリカ生まれだ。
高度成長時代は、はるか昔のことで時代は変わったと思っていたが人間の根本的な欲求はあまり変わっていないのかもしれない。
そんなことをコストコで買ってきたポテトチップスをほおばりながら考えている。