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はじめての離婚調停(2)

「はじめての離婚調停(1)」からの
つづきです・・・

廊下のソファーでに座っていると
調停の行われる部屋に
男性が呼ばれて
入っていった様子でした。

きっと
妻から依頼された
弁護士さんだろうと思いつつ
待つこと20分くらい。

今度は私が名前ではなく番号で
呼ばれました。

受付の際に
番号が知らされて、番号で呼ばれることになっています。

恐る恐る中に入ると
も緊張と不安で
おかしくなりそうな私。

「スミマセン何もわからないもので」と言うのが精一杯で
涙が溢れてしまい
私よりで高齢な男性と女性の調停委員さんがいたのですが
その様子を見て
心配してくれて
「気分が悪くなっら言ってくださいね」
と言われて
一気に緊張の糸が切れ
私は泣いてしまいました。

調停に来れば
妻と
復縁の話し合いができるかも

この日に復縁の希望をつなぐべく
なんとか生きてきたので
とにかく
話しを聞いてもらえそうな雰囲気に安堵して泣いたのです。

調停委員さんが
「窓、開けようか?」と言ってくれ
ちょっと窓を開けてもらいました。

少しだけで空気が緩み
調停委員さんの説明を受けました。

「調停は話し合いの場所
お互いが話し合って
いくところです。
争うところでは
ありません」
と言われました。

まずは一番聞きたかったこと。
妻の主張を聞いたのですが
妻は来ていないらしく
弁護士さんに一任しているようでした。

妻の希望は
「離婚希望」

その理由を
数点告げられ情報はそれだけでした。
この段階では
これ以上の具体的なことは
聞けませんでした。

調停は
交互に入室して
調停委員さんに意見を
聞いてもらい
それを相手に伝えてもらう
伝言ゲームのような
スタイルで行われます。

一度の入室は20〜30分
とのことです。

調停委員さんに
私の意見を
聞いてもらいました。

今までの経緯

メンタルを病んでしまった原因。
お金のこと。
決して本心ではない
モラハラ的があったかもしれないこと。

決して
言い訳にならないよう
状況説明に努めました。

負担をかけてしまった
反省と謝罪の気持ち。

家族のために生きてきたこと。

妻を失うわけにはいかないと
必死に
しかし丁寧に訴えました。

20分どころか
1時間近く聞いてもらえて
その半分は
泣きながら話していたと
思います。

じつは事前に経緯についての
説明資料を作って
調停の回答書と一緒に
送っておいたこともあり
様子をわかってもらっていて
聞いて欲しかったことは
ほとんど聞いてもらえました。

行動を反省し
改善の努力させてほしいと。

復縁したいのです。

私の人生にとって
妻以外は
無いのです、と。

私は
ここまで言いました。

私の熱意が伝わったのか
調停委員さんは
ずっと聞いていてくれました。

調停の直前まで
私も弁護士さんを依頼しなきゃ
話しなんて聞いてもらえないだろうな、と思っていたのですが
弁護士さんがいなくても
ここまで
聞いてもらえた。
という安心感から
ほとんど泣きながら話しを
していました。

調停委員さんは
「あなたの思いは伝えます」と
はっきり言ってくれました。
ちょっと安心しましたが

「伝えるけれど、相手の気持ちを他人が変えることはできない」とも言われました。
当たり前ですよね。

一般的に
女性が弁護士さんを立てて離婚の調停、という
今回のような状況では
なかなか復縁になるのは難しい
とも言っていました。

それを聞いて
また涙が溢れてしまうと
「でも、お伝えはしてみますから
まだどうなるか、わかりませんからね」
と言われ
私はとりあえず一度目の退室を
しました。

(つづく)

(このブログは私個人の思いと自分自身への記録です。妻には一切の迷惑をかけたくないので個人が特定できる記述は一切省いております)













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