ウクライナ侵攻2周年デモに参加
日本のウクライナ難民の受け入れが2000人程度なので、「ウクライナ難民」がどのような人々なのかを想像することが、日本ではなかなか難しいと思います。
イギリスは、BBCの記事によれば25万人ほどのウクライナ難民を受け入れています。私のホストファミリーも近所の方も、余裕があるこちらの家庭では難民の方を受け入れていることや、教会の祈りでもしばしばウクライナについて言及されることもあって、彼らの存在は、私にとってもロンドンに来てから身近になりました。ちなみに、受け入れ家庭には相当の補助金も支給されます。一言で「ウクライナ支援」といっても、武器を買うことではなく、こういった「目に見える」人道支援にお金を使うべきだと思うのですが。
今日は、各種メディアが報道しているように、ロシアのウクライナ侵攻から2年目の日です。うちのホストも、難民受け入れや、彼女らの英会話指導支援に加わっていることもあって、2、3日前に私にもデモの情報が入ってきました。それで私も参加することにしました。
デモに参加して、とてもよかったです!
以下、写真中心のデモの様子です。
マーチングでは、とくにウクライナ人の場合ほとんどが女性がです。なぜかはご承知だと思いますが、18歳以上の男性は、ウクライナ国外への出国が禁止されているからです。国内に残って戦うことを強いられているわけです。
デモに参加しているといっても、ウクライナ国やゼレンスキー大統領の方針に全部賛成しているわけではありません。このようなジェンダー差別には、私は反対です。それに、非戦の選択を認めないという態度も、民主主義に反しています。他にも受け入れ難いことはいくらもあります。
それでも、戦争をやめよ、人を殺すな、民主主義に力を、という思いでデモに参加しているのです。、デモって、そのような思いを共有する人々と、ワイワイおしゃべりしながら、ほんの数キロ、てくてく歩くだけです。そして最終地点では演説を聴いたり歌を歌ったり、今日の場合はプチ礼拝があったり。チャンツ、とても美しかったです。結構盛り上がって楽しいです。もちろん主催者の方々にとっては、それなりにご苦労様だとは思います。
Solidarityを体感できるところもなかなかです。solidarityの訳語「連帯」という言葉には、手垢がつきすぎていて個人的には好きになれません。「寄り合い」「集合」とか……何かいい訳語、ないかしら。
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