St. Bene't'sでの日曜聖餐式礼拝とブラックベリー狩り
ケンブリッジでやっと出会えたー。期待通り、いや、期待以上の教会でした。教会の縁起も1000年遡れるのも素晴らしいし、その後ヘンリ8世の宗教改革やオリバー・クロムウェルからの圧力にも臨機応変に対応し、その都度生き抜いてきただけのことはあるのです。そういう歴史も素晴らしいのですが、会衆の皆さんもフレンドリーで、初めての訪問者でもすっと入っていきやすい雰囲気です。信徒の方とはウェスレーの話題も盛り上がりました。そしれ礼拝中、平和の交換の時に気づいたのですが、何とカレッジのお隣の住人Cが2列後ろの席にいたことも驚きでした。
歴史は古いので、礼拝のやり方は高教会的です。それでもHighすぎないのがわたしにはちょうどよい具合です。が、コーヒータイムにおしゃべりをしたAによれば、「ここは広教会」とおっしゃっていて、その点で、ロンドンのSt. Martin'sとも共通するのでした。
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何より素晴らしかったのは、リチャード・エイムズ・ルイス司祭の説教です。こんなに無駄のない、すっきりしていて、しかも聖書的に核心をついたメッセージを伝える説教者は、そういらっしゃらないです。説教を聴いていて感動で泣きそうになったのは久しぶりです。
司祭とはコーヒータイムの最後にお話しができて、とても気さくな方でした。実は彼はすでに引退していて、9月に後任の方がくるまで司式をしているようです。この教会は、ほぼ毎日聖餐式を執り行うようなので、図書館へ通う前の朝か、帰りの夕礼拝などの週中にもこれから参加していこうと思ったのでした。
さて、午後は予定通り、カレッジ仲間とブラックベリー狩りに行きました。片道40分くらい歩くと、ケンブリッジの隣グランチェスターに入ります。まるで19世紀イギリスの絵画のような牧歌的な公園です。
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ブラックベリーはバラ科なので、とげが1ミリでも刺さると痛いです。触れると痛みを起こす他の植物もいる中、耐え難きを耐え、大収穫でした。帰途、Ruにヘーゼルナッツ味のジェラートを奢っていただき、とてもおいしかったー。ケンブリッジで初めて食べたアイスJack'sのよりおいしいぞう。Ruにはおごってもらってばかりだなあ。
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もしかしたら、これでジャムを作るかもしれません。そしたら、日本へのおみやげにできるけど、ジャムを作る余裕はないかもしれませんね。