法華会と蘭陵王 極楽浄土の現世での具現 『御法』
『御法』の巻で、死期を悟った紫上は、法華経を千部写経させ、それを奉ずる盛大な法会を二条院で主催します。
夜通しの法華経の供養 ということと 華やかな蘭陵王の舞と音楽 が、
死期の迫る紫上の枕辺で、盛大に行われた、
ということが、理解しにくかったのですが。
1月27日、「源氏物語音楽絵巻」という公演に伺いました。
舞台で、蘭陵王の舞われている場面で、
客席には、僧侶の方々が聲明を唱え散華なさりながらゆっくりと回ってくださいました。
舞台ではこんな↓
客席ではこんな↓
同時進行!
雅楽と読経の溶け合う音響空間。
それはなかなかの極楽体験で、
初めて、
文字だけではわからなかった御法の巻の極楽荘厳の描写の意味を知った気がしました。
眞斗通つぐ美
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