賢木⑯’’ 暗雲 紫上の嫉妬 御身分 明石の姫君
🌷朝顔宮の屋敷には夜這いしていない?
🤔🔓中宮の三条宮には、少なくとも二度忍び入ってるのに、🔒桃園の式部卿宮のお屋敷に忍んで行く場面はなくない?
🤔中宮の兄君の兵部卿宮より朝顔宮の父君の式部卿宮の方がガードが固い、なんてことある?
🤔朝顔宮には、恋心としては、そこまで御執心じゃなかったということがあるのかしら。
🤔美貌とは書いてなかった気がするんだけど、見落としてるかしら。
😧さぞお綺麗になられたんじゃないかって、想像してるところはあったわよ。
🤔朝顔宮には、熱烈な恋感より友情感の方が強い感じもしない?
😮そんな気もする!
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🌷子の母でしかない明石君には心は乱れない?
🤔源氏君が31歳の『松風の巻』で、紫上は、明石君に嫉妬するの。
😮明石君の大堰の屋敷に3歳の姫君を見に行って、
帰って来た源氏君は、大堰の明石君に、こそこそ手紙を書いて、紫上の女房たちはそれを憎らしく思うの。
😮でも、源氏君は、紫上の御機嫌をすごく気にしているのよ。
😦宮中の宿直を切り上げて帰って、紫上の御機嫌を取るのよね。
(📜その夜は 内裏にもさぶらひたまふべけれど 解けざりつる御けしきとりに 夜更けぬれど まかでたまひぬ)
🤔一方、明石君には、なんかちょっと信じられないぐらい冷淡よね。
🤔さらっと子供取り上げちゃうし。
😮明石君はいわゆる受領階級の人だから、都に戻ったら、姫の母君以上の値打ちはなくなっちゃうのかしらね。
😱💥むごっ!!!
🤔明石君の方も、子供取られてもただただ忍従なのよね。
🤔明石パパなんかは、その子の御出世に一族の命運を懸けてるから、どうぞどうぞなのかもしれないんだけど。🫱🏻))
😮だけど、その姫君が冷泉帝の次の帝の中宮として皇子皇女を儲けられ、御世話役の女房の格だけど共に宮中に参っていた明石君は、世にも幸運な女性と世間から羨まれる身の上になられるのよね。
😮わあーー!一寸先は闇じゃなくて、禍福はあざなえる…っていうの?
😮わあーー!源氏君に愛されるのが幸せかどうかという前提にまで遡っちゃうわ!
🤔娘の御世話係としてキャリアガール的に、宮中で伸び伸び、何なら尊敬もされる後半生の方がずっと楽しかったかもしれないわねえ、明石君は。
🤔六条のハーレムの中で一番身分が低くて軽んじられながら、来るか来ないかわからない男を待ってるより、ずっと、ねえ。
😣一番親しく大切に愛された紫上は、大事にされて頼られて手放してもらえなくて、出家の望みも叶わなかったのだものね。
😵生殺し、、なんていう言葉が浮かんじゃうのは、ひど過ぎる?
🌷朝顔の拒否に懊悩、外泊が続く
😦朝顔宮は、父式部卿宮が薨去されたので、斎院を退下されて、桃園の御屋敷に戻られるの。
😮斎院を下がられたから、源氏も朝顔宮を御訪問し易くなったのね。
😮そしたら、今度は、朝顔宮のことで心が乱れて、外泊が続くんですってよ?
😮えーー!早速、朝顔宮の桃園式部卿宮のお屋敷に連泊?!
🤪まさか、そんなことではないんでしょ?
😮「このまま不首尾では世間の物笑いだろうと憂鬱になって夜離れ…」ですってよ?『むなしからむは いよいよ人笑へなるべし いかにせむと 御心動きて』
😮「それを紫上も笑ってやり過ごすことができない」『二条院に夜離れ重ねたまふを 女君は たはぶれにくくのみ思す』
🤔つまり、、夜離れではあるけれど、朝顔宮のところに連泊、ではないのね。
🤔他の女君のところか、その辺の軽い愛人とか召人とかのところか、宮中の曹司か、いずれにしても、それはいつものことだったんだろうという気はするのだけれど。
🤔でも紫上は異変を感じて、心穏やかではいらっしゃれないのよね。
🤔あの新枕から10年経ってるの。
😮途中で須磨明石の苦労も共に乗り越えたりもなさってね。
🤔源氏君の方は、別の女性との関係に悩んでいては正妻に合わせる顔がない、的なことで外泊が続いちゃうのかしら。
😮いい顔できない状況では会えないというのも、正夫人に一定の敬意を抱いてるからこそ、みたいな感じもするわ。
🤔明石君のことは身分が低いから心から軽く見てて、紫上の御機嫌の方が大事だから、当直もそこそこに帰って御機嫌取る?
🤔でも、朝顔宮は高貴な方だから、軽々しく考えられない?
🤔明石の姫君を紫上の養女として育ててもらおうという下心があって、紫上の御機嫌取りの優先順位が爆上がりしてるのかも?
😮ああ、そうねえ。そんなこともあるかもしれないわね。
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🌷御身分
🤔源氏32歳の時に藤壺中宮が亡くなられて、
😧中宮?
🤔御出家なさったら、中宮位は退かれて、院号なんか賜って女院となられて、御世話は中宮職じゃなく院庁の担当に変わるんじゃない?
🤔本文に入道后の宮とあるのが、女院と同じことなのかしらね。
😦あ、それで続きね。源氏君は、冷泉帝の確固たる後見者として宮中の階梯を登っているのだけど、藤壺女院が崩御されては、ある意味孤立することにもなったのでしょうね。
🤔明石の姫君は、紫上を養母として入内なさり中宮位にお就きになって皇子皇女を生されるのだけど。
🤔でもそれはまだずっと先のことだものね。
🤔今の源氏君は、とにかく身分の高い奥様の姫君を切望している?
🤔とにかく姫君、とにかく入内、とにかく皇子、という道が最高のコースだった道長様の時代に書かれたお話ですものね。
🤔受領階級出身の明石の君は問題外だし、紫上は先帝の御孫君とはいえ
🤔庶子だものねえ。
🤔お子にも恵まれないし。
🤔源氏君の方は、恋だの愛だののことじゃなくて、出世の為の差し迫った必要に迫られて、高貴な妻を求めている面もあるのかしらねえ。
😮源氏君って、あちこちでモテモテで、子供たちの引きでぐんぐん出世していったイメージだけど、実はあまり御実子には恵まれていないのね。
😮明石の姫君は、母君の御身分をロンダリングして中宮となられ、皇子皇女に恵まれるのだけれど、、
😮結果オーライだったけど、薄氷を踏むというか、綱渡りというか。
😮スリリングだったわよねえ…。
🤔紫上だって御立派な御出自ではあるけれど、完璧ではなかったのね。
🤔お子に恵まれなかった紫上は、明石の姫君の養母になられて、正妻としての地位を固めたかに見えたのだけど。
🤔源氏君が紫上の御機嫌を一生懸命取って、明石の姫君の養母になるよう勧めるのって・・・
🤔やっぱり、、愛、じゃなくて、政治、なのかしらねえ。
🤔紫上は『愛』だけが頼りの不安定な御立場なのだから、養母の要請を断りようもなかったのではない?
🤔最上の教育を受けた最高に優雅な美人なのに。
😮御出家なさりたくなるのも、むべなるかな。
😮ねえ!
🤔でも、姫君のことを養母として心から慈しまれて、姫君が中宮となられてからもずっと慕われてらしたという面もおありよ。
🤔夫とか愛とかに絶望なさってたとしても、他の幸福がおありだったんじゃないかという気もするのよね。
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(『松風の巻』では、源氏31歳、紫上23歳、朝顔29歳、明石君22歳、明石の姫君3歳)
(現在は、『賢木の巻』で、源氏24歳、藤壺中宮29歳、春宮6歳、朝顔22歳、紫の君16歳)
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眞斗通つぐ美