人類と宗教の歴史(私見)
、 西側の社会では、キリスト教が最も優れた宗教という事になってますが、自分はキリスト教は厳密には宗教ではないと考えてます。
個人的な考えですが、多分旧石器時代かと思いますが、何にせよ、かなり早い時期からボス猿と群れという生態から発展した神という概念が共有されていて、狩猟時代には宗教が成立していたと考えてます。
宗教を定義するなら、その群れで共有される世界観と規範、となるかと思います。
神という概念は必ずしも必要ではなく、例えば太陽や天体の運行は先祖霊の力の現れで、彼らは群れを見守っていて、だからこの群は栄えるのだ、程度の話でも宗教だと思います。
神々や精霊達や悪魔達などは、こうした無数の宗教群が統廃合した結果であり、つまりは無数の邑が勢力争いして統廃合した結果、上下関係に整合性を持たせたに過ぎないかと。
勿論、現代人は、その子孫として宗教を尊重せねばなりませんが、より深く考えるなら、ある程度の社会性を経ているなら、これらの影響の深刻さを先ず考えるべきでしょう。
では、キリスト教はどうか。
いうまでもなく、キリスト教は教祖がある「宗教」です。
しかし、本来の宗教には「教祖」など存在し得ないものです。
従って、キリスト教を初めとして、現在「宗教」とされてるモノの殆どは厳密には宗教ではない、と考えます。
亜宗教とも呼ぶべきこれらは、その多くが土着宗教、つまりは本来の意味での宗教、との習合を果たしてます。
仏教ならば、日本では神道と混ざりましたし、中国では道教と混ざりました。
キリスト教でも南米などではそうした傾向が見られますが、基本的には組織の下で管理されてる様に見えます。
特にカトリックは、それが顕著でしょう。
従って、キリスト教を初めとする西洋社会で作られた「宗教」群は全て本来の意味での「宗教」ではない、変質したモノだと思います。
自分は、共産主義や神智学、プロテスタント系の経済思想なども同様の存在と見てますので、これらもキリスト教系統と考えてます。
とするならば、先の世界大戦は、キリスト教系統同士の潰し合いでしかなく、大日本帝国もまた、この亜種の一つでしか無かったとなります。
明治以降の西洋化、そしてキリスト教の真似をして廃仏毀釈、国家神道で統制したからです。
そして、現在、日本を含めてキリスト教系統の様々な亜種が世界を統制していると言えます。
日本国憲法など、様々な社会構造が英国などを手本としてますし、米からの外圧に絶対服従なのも言うまでもない話でしょう。
近年ではLGBT、エネルギー関連の改悪も続いてます。
「いや、日本は昔から、漢字を自国流に変えたりして適応してきた」なんて反論もあるでしょうが、先にも述べましたように、本来の意味での宗教とは、「その群れで共有してきた価値観」です。
つまり、その根幹が崩されているのだ、という話です。
大半の方は、「それってアナタの感想ですよね」程度の認識でしょうし、
個人的にも今更、何をしても遅すぎるだろうと思ってますので、何かすべき、なんて考えも浮かびませんが、
まぁ、何も判らずに流されるよりは、立ち位置が見えた方が良いかも知れないので、気が向いた時にこんな話を書き連ねてます。
とは言え、今すぐどうこうという話ではなく、更に悪化するのは子や孫の世代ですので関係ないと言えば関係ない話でもあります。
あのメガネをどうにかすれば良くなる、程度の認識の方が多い様に見えますが、混迷はまたまだ始まったばかりだと、そう考えているという訳です。
要約すると、
人類が数十万年以上かけて作り上げた社会性を、キリスト以降、キリスト教系統の紛い物が少しずつ食い潰して、やがて人類は、多分数百年程度で自滅するだろう、という話でした。