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【詩】思い出せ

ただ青空を観ずることを

許されて、僕たちは生まれてきたのだ

それがどうだ時として人間のエゴに

見ているのは数字と体裁だけだ

それで身体が動かなくなって

僕は一度死んだ

でもそうだろう 本当はそうだろう

ただこの青空の下に気恥ずかしい笑顔を

その上気した恋を

それが子どもたちも大人たちも

知っていたはずだ

諸々の怨嗟を通り抜けた先には

学問も武道も必要ではない

思い出したいのだ

「ああ、」と青空に感嘆するとき

それですべて満たされている不思議を

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