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詩シリーズ

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2024年8月の記事一覧

【詩】僕の番 あなたの番

【詩】僕の番 あなたの番

先祖を辿れば百万人になるとある人は言った。

百万人の歴史を受け継ぎ私がある、事実。

けれど、そのことに無自覚な祖先がいることも事実。

そのことに無自覚な祖先が、世界を曲がったものにしてしまった。

その歪みを受け継いで、僕は世界を横目に見ている。

折り合い、生と死を彷徨いながら、

僕は先祖に示しをつける。

もし君が愉快な孤独を獲たのなら、

今を生きる私たちの手で花をかざろう。

【詩】尊厳はそのか細さから

【詩】尊厳はそのか細さから

寿命宣告をされ、もうそれほど私は生きていられない。

でもたとえ私が消えても、すべては消えない気がする。

あなたとの恋を知れたから。

本当はもっとあの綺麗なコスモスの花弁が露をつけて自然に溶け込むのを見たかった。

けれど、やれることもやったかな。

一つも手を抜かなかった。

私は限界を尽くした。

精神的に変化もした。

だから私には私がやれるだけのことはやれた。

長くこの世界の平和が続

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【詩】幾度となく苦しむ人は最初から何で救われた

【詩】幾度となく苦しむ人は最初から何で救われた

すべての人が望むのが、心の静謐な平安だというのなら、何をもってそれを手に入れられるだろう。

一つは地獄、一つは苦難。もう一つは恋か。

命を懸けたという自明な真理か。

あるいは自分でつくった経営哲学か。

それでも私は恋に票を投じよう。

なぜなら相手に残るから。

相手が晩年の人生への感謝に、一つの要素として私が入っているとするから。

でもやはり、その「段階」の恋をできるのは、一つの苦難、

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【詩】あなたのためなら

【詩】あなたのためなら

あなたの言葉が私を励ます。

私の言葉があなたを励ます。

それはお互い見えていない。

そんなことが茂る夏の葉の数、起こっている。

これは一つの残酷なマウント。

孤独な正義を振り翳す奴らに。

「大切な心」を知る男女は、

まだ恋もしてないところでさえ、恋をしているだろう。

あなたの言葉が私を励まし、私の言葉があなたを励ます。

そうして初めて出会った時、お互い謙遜しながら出会うのだ。

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【詩】尊厳死

【詩】尊厳死

さながら幼少期と老年期は似ている。

明確には違うだろうが、幼少期と老年期は一体化している。

あるいは老年期になると幼少期が思い出される。

町が綺麗に見える。

私はまだ青年だが、精神障害のおかげでそれらを知った。

どうしてかな、私はこの町に生まれ、

この町を忘れ、そしてこの町に帰った。

精神的な意味で、自分が生まれた場所を知っているからこそ、

人はちゃんと死ねるのだと思う。

【詩】生きてきたのは

私が現になぜか生きているのは、度重なるノイローゼにも、「もしかしたらこれで終わりなんじゃないか」って期待をしてしまうからだ。

もちろんそれで終わりになることはしばらくなかったけれど、

そして現に今も悩みは絶えないけれど、

私はどうしても願ってしまう。

そしてここに一つ人類の願いが込められているだろう。

どうか、どうか、このノイローゼですべての諸悪の根元の、終わりであってくれ。

これで、

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