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Aoy
2024年9月30日 16:35
永い永い冬を抜けた喜びの春は、その幾千のノイローゼの先に、確かにあった人生の青い喜びに、顔を紅潮させながらそれでいてまだどこかぎこちない顔ではにかむ君と、繋がれた手からその体温の温もりとこの季節の予兆を感じる時、私はこのおかしな人生に謝罪と感服とで街を歩く。「こんな休日は久しぶり」「僕もちゃんとして過ごしたことはない」2人はどうもその距離感と、この許された運命に心の落ち着けるところが分