自己紹介
初めましてエンジニア投資家のひろちんと申します。
現在30歳で学生時代に株式投資を始め
いくつものショックを経験しました。
そうした中で株式手法の試行錯誤を
行い今年資産額としては10倍を達成しました。
私が最も大切にしている手法は「財務分析」です。
仕事はエンジニアをしていますが、趣味の株式投資を通じ「簿記論」「簿記一級」「財務諸表論」
を取得し独自AIツールを用い上場株式の銘柄分析を行っています。
私が思う財務分析の重要点は下記かと考えてます。もちろん、財務分析の各ステップと手法についてさらに詳しくご説明します。
1. 財務諸表の確認
財務諸表は企業の財務状況を把握するための基本的な情報源です。
#### 損益計算書(P/L)
- **売上高**: 企業が特定期間内に商品やサービスを販売して得た総収入。
- **売上原価**: 商品やサービスを生産・提供するための直接的な費用。
- **粗利益**: 売上高から売上原価を差し引いたもの。
- **営業利益**: 粗利益から営業費用(販売費および一般管理費)を差し引いたもの。
- **経常利益**: 営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いたもの。
- **税引前利益**: 経常利益から特別損益を差し引いたもの。
- **純利益**: 税金を差し引いた最終的な利益。
#貸借対照表 (B/S)
- **資産**: 現金、売掛金、在庫、固定資産など、企業が所有する価値のあるもの。
- **負債**: 支払うべき借入金、買掛金などの義務。
- **純資産**: 資産から負債を差し引いたもの。
- **株主資本**: 株主からの出資金と内部留保。
- **利益剰余金**: 過去の利益の累積分。
キャッシュフロー計算書(C/F)
- **営業キャッシュフロー**: 日常業務から発生する現金の流れ。
- **投資キャッシュフロー**: 固定資産の購入・売却に関連する現金の流れ。
- **財務キャッシュフロー**: 借入や返済、配当金支払いに関連する現金の流れ。
2. 財務比率の計算
財務比率は企業の健康状態や経営効率を評価するための指標です。
流動比率
- 計算方法: 流動資産 / 流動負債
- 短期的な支払い能力を評価し、一般的には100%以上が望ましいとされる。
自己資本比率
- 計算方法: 自己資本 / 総資産
- 財務の安定性を示し、一般的には40%以上が健全とされる。
利益率
- **純利益率**: 純利益 / 売上高
- 企業全体の収益性を示す。
- **営業利益率**: 営業利益 / 売上高
- 本業の収益性を示す。
ROE(自己資本利益率)
- 計算方法: 純利益 / 自己資本
- 株主資本に対する利益の効率性を示し、一般的には15%以上が望ましい。
ROA(総資産利益率)
- 計算方法: 純利益 / 総資産
- 企業全体の資産に対する利益の効率性を示す。
3. トレンド分析
企業の過去数年間の財務データを比較し、成長傾向や経営の安定性を評価します。例えば、売上高の増加率、利益の増加率、資産の増加率などを分析します。
4. 業界比較
同業他社との比較を通じて、企業の競争力を評価します。業界平均や主要競合他社の財務データと比較し、相対的な強みや弱みを見つけ出します。
5. キャッシュフロー分析
以下の3つのキャッシュフローに注目し、企業の現金の流れを評価します。
営業活動によるキャッシュフロー
- 企業の本業から得られる現金の流れ。
- プラスであることが望ましい。
投資活動によるキャッシュフロー
- 設備投資や売却による現金の流れ。
- マイナスであることが一般的だが、投資が将来の成長を見込んだものであれば問題ありません。
財務活動によるキャッシュフロー
- 借入や返済、配当などの現金の流れ。
- 新規借入でプラス、返済でマイナスとなる。
6. SWOT分析
財務データをもとに、企業の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を評価します。
- **強み**: 他社に比べて優位性を持つ要素(高い利益率、強固な財務体質など)。
- **弱み**: 改善が必要な要素(低い流動比率、高い負債比率など)。
- **機会**: 外部環境の変化によって得られる成長のチャンス(市場拡大、新技術の導入など)。
- **脅威**: 外部環境の変化によって受けるリスク(競争激化、規制強化など)。
これらの手法を組み合わせて、企業の財務状況を総合的に評価し、
投資判断に役立ておりこちらを基準にポートフォリオとしては約30銘柄で構成しております。