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デ・キリコ展

 緑、黄色、赤といった葉っぱの色合いが綺麗だな…🍁と感じる今日この頃。
つい最近まで暑さを感じ、ようやく昨日辺りから肌寒さを感じます。あと、睡眠時のエアコンがいらなくなりました。これからがよく眠れる季節ですね。

芸術の秋🎨がやってきた❗️
というワクワク感をどうにかしたくて、デ・キリコ展に行ってきました。

 神戸市立博物館までは、通り道にデ・キリコののぼり旗が見えて、迷いませんでした。
 前売りは既に終わっていたので、ミュージアムカードを買いました。来年はゴッホ展があるし、一年間、同じ展覧会を何度訪れても三千円とは、お得🉐。

 ムロツヨシさんの音声ガイド、『雨に消えた向日葵』を観たばかりで、なんか嬉しくて、癒されました。謎めいたデ・キリコなので、音声があって良かったです。
 バックで流れる、辻井伸行さんのピアノにもかなり癒されました。芸術を堪能していることをしみじみ感じました。

 デ・キリコとは、そもそも名前を聞いたことがあるなあ、といった程度しか知りませんでした。行きたい!とまで思うようになったのは、『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんがデ・キリコを取り上げておられる番組を観て、鮮明に記憶していたからでした。それでも、

    バラ色の塔のあるイタリア広場

    形而上的なミューズたち

 くらいしか知らず、まずこの二つに見入りました。ニーチェの話や、ギリシャ、ドイツ、イタリアその他にいた話、デ・キリコもその絵も奥深く、どうしてこうなるの? といった謎めいた気分になります。
 なんでここにビスケットが? 家具が外にあったり、家の中に家があったり…おもしろい。その意外な発想が、世界的な評価により、魅力的で、何度も見たくなるのだろうなあと思いました。ビスケットや家具のことは、デ・キリコの人生、日常の生活が影響していることを知りました。

オデュッセウスの帰還

 この作品は、初めて見ましたが、見入ってしまいました。水のカーペットがとても印象的で美しく、自分をオデュッセウスに見立てて…というところが深みがあります。左右の絵がまた人生を物語っているとか。こういった小窓のような絵がよくあり、また建物も似たような作品もあり、そこに着目するのがまた楽しかったです。

 不思議なマヌカンも、今は愛おしい。

 形而上絵画とは…
色々と調べて、色々な方が書かれていますが、何回読んでもよくわからない。。。

 理解力が乏しいと言えばそれまでですが、結局のところ、そのまま、よくわからない、現実的ではないといったところかな、と解釈しました。

 だからこそ、人々はデ・キリコの作品を見る時間を作り、訳がわからない感覚に浸りたくなるのではないかなと思いました。

 大学時代に、美術史の授業がとてもおもしろくて、それからイタリア研修旅行に行ったため、その時にどっぷりと絵画を見る機会を得ました。
 先生や両親のお陰で、三十年経った今でも、経験したことが身を助けてくれる気がします。

 しばらく、デ・キリコにはまります♪

 ビスケットがリアルで、なんかいいんですよね…


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