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久しぶりのペディキュア(エッセイ)

したいと思いながら、ずっと後回しにしていたもの。

フリマサイトでマニキュアを購入したり、専用の入れ物を購入したりしたけれど、その日が中々やって来る事はなかった。

けれど、ある日。

ペディキュア、塗ろう。

と、いきなり思い立った私は、マニキュアを入れていた専用の入れ物を手元に持ってくる。
足に軽くオイルを塗ってからそれを拭き取り、マニキュアの蓋を開けてをマニキュアを足の爪に。

ベースコート

マニキュア

ラメ

トップコート

久しぶりのペディキュアは、思ったよりも手際よく、そして足にも馴染んでくれてパッ、パッ、パッと塗る事に成功。

マニキュア独特の匂いが部屋に充満する前に塗り終える事が出来た。

今まで、何にも塗られていなくても良かった足の爪。

けれど、いざマニキュアを塗ってみると、前と後では自分の気持ちが違う。

一度で綺麗に塗れた事も相乗効果であると思うが、綺麗に塗られた足の爪を見て、私はウキウキにも似た気持ちを感じていたのだ。

基本は水色で塗り、赤のラメを足の親指に少し足す。左の足の親指だけは暗めの緑に赤いラメ。

足の指を動かすと、キラキラと左右の親指のラメが光る。

「塗って、良かったかも」

久しぶりのペディキュア。

こんなに自分が満足するとは思わなかった。

久しぶりの。だったから良かったのかもしれない。

ペディキュアを塗っても、今はまだ寒い毎日。

素足で過ごす事は出来ないけれど、靴下の下に隠れた自分だけが知っているオシャレ。というのも、

中々、乙なモノでは?


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