
コラージュした栞をはさんで(エッセイ)
無地のポストカードを半分に。
そして、無地の面に100均とネットで購入したコラージュ素材を貼っていく。
ペタ、ペタ、と。
私は、こうして自分で簡単な栞を作る事に少しハマっている。
けれど、何枚も作っても自分が困るから(笑)そこはブレーキをかけながらの作成。
コラージュ素材と言っても、多くを持っていない。けれど、持ってるものでも充分な自分好みの栞を作っていく。
そして出来たのが画像のモノ。
意識したつもりはなかったが、何だか「桃色」の栞が完成した。
女の子は、現実の世界ではまだまだ冬な気温な日々だけれど、夏の装いを纏って可愛く綺麗に視線を向けている。
「うん。我ながら可愛いい」
そんな出来立てホヤホヤの栞を、読み始めたばかりで「サクラ」という名前がつく主人公の物語の単行本に挟み込む。
「桃色」「サクラ」
同じピンク色な共通点を持つ2つ。
物語は妖しく美しい物語。
今読み始めたのはシリーズの第2作目。
本を開く度に、コラージュした栞が顔をのぞかせる。
そんな栞を見る度に、少しムフフ。と自画自賛を心の中でする私。
また読める様になってきた読書を楽しみながら、私はコラージュした栞を手に取り、テーブルの上にそっと置いておく。
少しずつの、読書の時間だ。