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05jun30
満たされ朝ごはん(エッセイ)
足りない栄養素はあるだろう。
それでも、この日の朝ごはんを食べ終えた時、私の気持ちは『満足』していて、お腹も満たされていた。
朝ごはんには毎日悩む。
私が朝ごはんにパンを食べる事は滅多にないご飯派の私は、とにかく毎日ご飯のおかずに迷う。
そして、面倒くさいな〜、何もないな〜(笑)というちょっとした小言を言ってしまう。
けれど、取り敢えず卵があればご飯のおかずは出来るので、卵を1個取り出してはパカッと割り、まだ熱されていないフライパンに塩と油を少し入れて混ぜ、そこから火をつけて巻いてしまえば卵焼きは出来上がる。
合わせるのは、春雨スープ。
大きめのコップの中に春雨と余っていたキャベツを入れ、鶏ガラと塩をフリフリ。
そこに沸いたお湯を入れ箸で混ぜれば、春雨スープの完成!
そして作った小さい卵焼きを、よそったご飯の上にのせ、ケチャップを波形につければあっという間に朝食の完成する。
そしてこの日は、余っていたケーキをデザートに(笑)
私は、パクパクと食べ進めていく。
春雨スーパーにはラー油を垂らしていたが、少しかけすぎた様で味はピリ辛。
卵焼きも食べて、春雨をすすりつつ、どんどん食べ進めていく。
正直、美味しい!と感動する程の味ではない。
けれど、朝ごはんを食べ終えケーキを食べ終えた頃には、私はラー油の辛さで顔を火照らせていたものの、それでも何処か私は満たされていた。
ホクホクした。
何て事ない朝食なのに。
どうして私は満たされたのだろう。
満足したのだろう。
私の心に聞いてみたい。
中々感じる事が出来ない気分ではあったから。
『ごちそう様でした🍚』