見出し画像

相撲素人が人生初の国技館へ行ってみた。

幼い頃は祖父母がNHKで観る「大相撲」を横目で見ていたが、今回、尊敬する経営者からお誘いをいただき両国国技館へ。スポーツ狂の私にとって、「国技」を生で観るのは初めてで楽しみで仕方がなかった。大相撲の基本を勉強し、当日を迎えた。

両国駅に到着し、その経営者と合流した。初めての両国国技館入り口をくぐる。館内は寒いと聞いていたが、中は熱気ムンムン。興奮で体温も上昇していた。

会場入りするとすぐ、有名人と遭遇。これが「国技」の力を肌で感じさせられた。

招待された席はなんと4列目「溜席」。力士の息遣いまで聞こえる距離に心躍らせた。すぐに両親にLINEし、大相撲ファンの祖父母にも「テレビに映るかも」と連絡させた。

この「溜席」が凄い。力士の一挙手一投足、試合前の緊張感、審判団の鋭い眼差し、すべてがダイレクトに伝わってきた。たちまち大相撲の魅力に取り憑かれ、その場の雰囲気に呑まれた。

野球ファンの私だが、相撲の判定方法には目を奪われた。行司の絶妙な判定に、野球のリクエストみたいなものがあるのかと興味津々。土俵周りの5名の審判員が「物言い」を唱え、ビデオ判定になることも。さらに、取り組みを控え力士にもその権利が与えられている。判定方法の奥深さに感銘を受けた。

懸賞金のシステムも興味深かった。一本6万2000円で、勝った力士にはその場で3万円、残りは引退後に。選手の将来を見据えたシステムに感心した。

今回の大相撲「溜席」観戦は、国技との深い出会いとなった。スポーツの発展を願い、ビジネスを考える私にとっては、貴重な経験となった。画面越しでは伝わらない興奮を、もっと多くの人に体験してもらいたい。

また相撲界は今後、人材流出の危機を迎えないかと心配している。大学一年生でアマチュア横綱となった「花田秀虎選手」がNFL挑戦を見据え、アメリカ大学へ留学をした。NFL関係者もこの挑戦や日本相撲界を注目視しており、他の力士達も同様の道を進む可能性がある。相撲界へ進みたいと思う人を増やす為にも私含め国民一人一人が「国技」の凄みを再認識する必要があると感じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?