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独立リーグチャンピオンシップ
独立リーグチャンピオンシップが栃木県小山市で9月末に開催された。
私にとって初の独立リーグ観戦であった。
このチャンピオンシップは各地方のBCリーグに所属するリーグのチャンピオンが集まり負けたら終わりの一発勝負で日本一を決める。今回、栃木県の開催という事で栃木ゴールデンブレーブスもリーグ戦最下位ではあるものの参戦。見事決勝戦へと駒を進めた。
私が観戦した決勝戦は栃木ゴールデンブレーブスvs信濃グランセローズ。
試合は信濃グランセローズの打線爆発で7回コールドとなった。
一方的な試合ではあったものの、栃木ゴールデンブレーブスも地元開催で多くのファンが集まっていた。トランペット中心の応援は高校野球とは違い、独立リーグにしかない応援スタイルと感じた。また、信濃グランセローズは踊りも多く取り入れており、こちらもオリジナルの応援で楽しい雰囲気を演出していた。
プレーはというものの、シートノックではエラーも多くレベルは少し落ちるのかな?とも感じていたが、昨年までヤクルトでプレーしていた松井聖選手の2本のホームランを筆頭にあっと驚かせられるプレーも多くあった。
とにかく選手たちの必死さが高校野球に似ている。プロ野球を目指す選手もいるが、それよりも今年でこの試合を最後に引退を決意しているんだなと感じられる選手の振る舞い、プレーも多くあった。アルバイトをしながら野球をする厳しい生活を敢えて選ぶ選手たち。この環境に進んだからこそ得られるものが一人一人の選手に一つでも多くあってほしいなと感じる。
今回の決勝戦には893人の観客が詰めかけていた。リーグ戦の各試合から1000人程度の観客を呼ぶことができれば、選手達がもう少し野球だけに集中できる環境も作れるかな?と感じた。
今回、チャンピオンシップに参加している北九州下関フェニックスはホリエモンこと堀江貴文さんが作ったチーム。新規球団参入の際もいち早く行動を取った堀江さん。今は九州アジアリーグとして近い将来、韓国・中国・台湾・フィリピンのチームの参戦も狙っている。このように10年前は野球人気も下がる一方であったが少しずつ状況が改善してきていると感じる。
野球がより盛り上がる世界が楽しみだ!!!