YBCルヴァンカップ1st Round 第1回戦 VSカターレ富山
■スターティングメンバー
●モンテディオ山形(※敬称略)
GK:長谷川
DF:坂本、安部、相馬、山田
MF:松本、小西、加藤
FW:國分、有田、杉山
■結果
カターレ富山 2-1 モンテディオ山形
得点者
横浜:碓井(延長後半111分)、伊藤(延長後半114分)
山形:加藤(延長前半92分)
■マッチレポート
両チーム中3日で臨むルヴァンカップ1stラウンド第1回戦。山形は、リーグアウェー3連戦を終え2勝1敗。一方富山は、3試合引き分けと未だリーグ勝利なし。互いに過密日程の中、リーグで出番の少ない選手も含め、総力戦となることが予測される。ミッドウィークに開催される、負ければ終わりのノックアウトステージ。ジャイアントキリングが起こるのか、はたまた意地を見せつけることができるのか。注目の集まる試合となった。
前半、先にチャンスを掴んだのは山形。前半15分、右サイドで杉山が起点となり、中で待っている有田にクロスを上げるも、富山の固いディフェンスに防がれゴールとはならず。しかし質の高いボールポゼッションと流動的な動きで、ゴールを脅かすシーンを魅せた。それに対し富山は、奪ってから縦に早い攻撃を次々に仕掛けていく。前半29分、右サイドの川井がボールを持つと、ピンポイントクロスをマテウスに合わせるも、これは枠の外。前半25分以降は富山の攻撃が続くシーンが続くも、シュートシーンでは3枚が寄せてブロックに入るなど、山形の魂の籠った守備が目立った。そんな守備陣の奮闘に応えようと、前半37分には小西のスルーパスに杉山が抜け出し、GKと1VS1のシーンを作るも、コースを狙いすぎたのかミートし切れず、GKに止められる。前半は互いに譲らない展開となり、このまま0-0で終了。
後半も山形がボールを持つ展開が続く。後半62分には途中交代で出場した横山が、左サイドからカットインすると、狙いすましたコントロールシュートをみせるも、惜しくもクロスバーに阻まれる。なかなかゴールが生まれないまま試合は進む中、後半82分には山形バックラインのミスを見逃さず、富山が決定機を迎えるもチャンスをものにできない。富山は途中出場の碓井を中心に、攻撃の勢いをつけていく。後半終了間際には、マテウス・碓井でボールを繋ぎ決定機をつくるも、またしてもゴールを奪えず、後半終了。試合は延長戦に突入。
すると延長前半、いきなり試合が動く。延長前半92分、途中出場の狩野が中央でボールを持つと、加藤にボールが繋がり、振り向きざまに右足一閃。左ポストを叩きながらゴールネットを揺らす、完璧なシュートで待望の先制点をもぎ取る。山形は延長前半をリードを終え、残り後半の15分に。しかしここから試合は劇的な展開となる。延長後半111分、西矢の左からのクロスを碓井が胸でコントロールすると、山形の先制点と同じような形で、振り向きざまのシュートで、見事同点に追いつく。さらに攻撃の勢いが止まらない富山は、一気に畳み掛ける。続く延長後半114分には、左でボールを受けた伊藤がドリブル開始。個で打開をしていくと、そのまま中に切り込み、強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺す。富山は勢いをそのままに逆転に成功。何とか追いつこうとゴールに迫るも、試合はこのまま2-1で終了。
富山は山形相手にジャイアントキリングを達成。清水の待つ2回戦に進出。一方、山形はここでルヴァンカップ敗退。さらに公式2連敗となかなか思うような結果が出ない中、週末にホーム開幕戦を迎えることとなった。
16日(土)の甲府戦、この流れを断つためには勝利以外はない。この敗戦とともに見えた課題、J2リーグ制覇そしてJ1昇格に向け、やることは明白になっただろう。
今回は安部選手にオンラインインタビューをしました。
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(ライター:太田隼矢)
■インタビュー
・悔しい敗戦となりました。公式戦初スタメンでしたが、まずは試合を振り返ってみていかがでしたでしょうか?
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