炭酸刺繍
シャボン玉
「スカッとスッキリ炭酸水!」
惹かれどころのないキャッチコピー
弟が好みそうな新人アイドル
作業用に垂れ流してたテレビを消す
ありきたりの刺繍を施し終えたハンカチを畳む
飲み残しのボストンクーラーを飲み干して
数時間の浅い眠りにつく
雲の隙間から遅めの朝日が漏れ始める
姪の弾んだ足音とチャイムに玄関に向かう
「シャボン玉飛んだ♪」
歌いながら跳ねる足の虫除けリングが激しく揺れる
やわい風にシャボン玉は乗って破れる
刺繍の入ったハンカチは、これからこの子に使われる
沢山濡れて乾いてダメになるまで
壊れないことを見届けて
お邪魔しました
思いついた言葉並べてただけですが詩になっていたでしょうか