ミルグラム感想-第二審-全体

ミルグラム第二審
考察ほどではないけど考えたこと
歌詞通りではなく何回か見返して思った順、調べた順
赦す赦さないではなく単に観察

第二審の前に第一審で裁判をモチーフにしてるみたいな書いたけど、エス原告、囚人被告としたら、ジャッカロープ裁判長、視聴者裁判員の資格を持つ人々みたいな感じになりそう
裁判員の条件は現実では有権者だったり他いろいろあるけど、ミルグラムでは視聴していること
(裁判員、裁判官の評議は全員一致を目指すが、できない場合多数決で結論を出す→第二審開始通達で、赦さなかった順って言葉が出てきたけど、赦す赦さないの票数の割合で過半数占めた結果になるんじゃないか。→視聴者の多数決によって結論を出しているから裁判の形を模してると思う)

囚人楽曲 第二審Trailerで、第一審で赦されなかった囚人たちが怪我してたりボロボロになってた
これがTeaser Movieでの粛清完了



『第二審開始通達』

第一審全体の感想で見れる情報を操作されるって書いたけど、思想の拘束度合いで変わる
赦されなかった囚人たちにしたら無関心から赦されたいになってくるのは当然だろうし、赦された囚人がいい言い方すれば羽を伸ばす、悪い言い方すれば調子乗るのも当然と言えば当然になってくるのかな
そういう仕組みになっている
ただ第二審からは単純に一人一人ではなく複数人の人間関係の絡みが見せられ始めた
アンダーカバーにあった檻で各々過ごすわけではなく、ある程度会話、接触はしてるっぽい
ボイスドラマでコトコが時間的にアマネを襲撃できなかったって言ってるとこから、エスが起きてる間は全員個室に強制移動?

人間関係整理
ハルカ-ムウ 愛されたい、求められたいの依存関係
ユノ 無理に社会的なことをしなくていいと放棄した。より自分が楽でいられるように他者と関わろうとしなくなった
フータ、マヒルはコトコに襲撃されそれぞれ軽傷(右目失明って軽傷?)、重傷
シドウ 自分の生死に迷いつつ、他の囚人の手当てなどとりあえず医者であろうとしてる。マヒルを手当し、その結果マヒルは死なずに済んだ
カズイ フータをコトコから守護。その結果フータは軽傷、コトコのボイスドラマを聞いたらミコトも守護はした、ミコトとコトコは引き分け状態だから、守護というより途中で止めに入った感じの気がする マヒルを守護しなかったのはフータを守って疲れ切ったか、そもそも守る気がなかったか。カズイのボイスドラマ的に力尽きたよりは守る気がない、もしくはなくなった方だと思う。コトコを傷つけたくないか、マヒルを守りたくないか、女性同士ならそこまででもないと判断したか
アマネ おそらくアマネの中に植え付けられた宗教的思考がより表に出始めた。シドウの手当てが地雷なのはマヒルが死にそうならそのまま自然に死なせるか、生きたいなら自分だけの力でどうにかさせなきゃいけないから?
ミコト コトコに襲撃されたが、拘束されてない裏人格により目立った外傷なく勝負としては引き分け。その後主人格として落ち着いている(仮)。ボイスドラマ(尋問時)には弁明のためか裏人格が表に出てきてた、もしくはそもそも主人格にそんな力も残っていないか
コトコ 赦されなかったフータ、マヒル、ミコトを襲撃。アマネも襲撃の予定だったけど時間切れ

ミルグラムの仕組みについて
ミルグラムは囚人の心象風景を歌と映像にして抽出する→思考や感情など人間の脳から情報を見ることができ、現実で起こったことはどうあれそれをどう感じ取っているかを抽出して看守に見せている
ミルグラムは現実に存在する人間の思考を反映して連れてくる人間を厳選している?
フータのところでもちらっと書いたけど、まずミルグラムは法で裁けない人殺しを別の判断基準で裁く(みたいなこと言ってた)から法律的にどちらとも言えないけど多くの人が悪と感じた人たち、世間的にも賛否両論の行為をした人たちが集められる?
だから現実の人間の投票を求めている
ハルカ 関係性は分からないけど自分より小さい女の子を直接殺した 母親からの虐待(育児放棄や外に出していないと思われる行為)があったから捕まったとしても精神科に行かされる可能性が高い→精神に問題があれば全て無罪でいいのかって意見が反映されて選ばれた?
ユノ 妊娠後の堕胎を繰り返したこと 犯罪ではないけれど堕胎に関してはいろんな意見があって、多分堕胎だけではミルグラムに選ばれることはない、ユノは自分の娯楽のためだけに何度も繰り返していて、それを多くの人間が(娯楽のためだけに命を弄ぶような)悪い行為だと考えているから選ばれた
フータ ネットで叩いていた人が死んだ フータは活動者で事変上等からネット上の味方はたくさんいると感じていた(実際の味方かは分からないけど)→フータのネット上での行動は多くの人が確認していた、だから仮になりすましが誰かを殺しても周りから見てフータがやったと判断されてフータの罪にされている
ムウ (周りからして)いじめを無視したクラスメイトを殺した (実際のいじめ関係は周りが知らなかったとして世間体としては)いじめをされたから人を殺してしまった、ただそれは赦していいのか、精神状態が不安定になっていたとして無罪でいいのかというところで判断が下せない
シドウ 臓器移植→臓器の元の持ち主が死亡? 家族が反対してもするものなのか、(植物状態などでも)まだ生きているのに移植をしてもいいのかなど現実でも意見はいろいろあって、なんとも言えないから連れてこられた
マヒル 恋人を殺した、自殺に追い込んだ→第二審のだいすきから心身共に不安定な状態に陥り、幻覚などの症状があって、異常な言動をし、それが恋人を追い詰めた。精神状態だったり殺意がなかったりで法的な判断が難しい?
カズイ 多分妻を殺した?カズイのMVが直接的な表現が少なかったり演劇っぽさが強いから妻を殺したのか、別の誰かを殺したのか、両方なのかはっきりしない。ただ、精神的には比較的安定していて成人もしているから法で裁くのが難しいとすれば証拠不十分?現実では嘘をついて免罪になった可能性もある。
アマネ 何人かまでは分からないけど、人を殺している。アマネは小学生なので単純に少年法で裁けない。更に両親からの虐待(本人は思っていないかもしれないけど)もあるためアマネを裁くことは難しい。
ミコト ボイスドラマを聞くに無差別殺人っぽい。多重人格だったり精神面で法的な判断が難しそう。
コトコ 犯罪者の殺害 被害者を守るためとか正当防衛とかの意見があるからコトコのことを絶対悪とまで言い切ることができない、まさに賛否両論の意見がある行動

こうしてみると具体的なところはいろいろあるけど精神的な理由で裁かれないのが多い

二審から自分がしたことに関する心情だけじゃなくて他囚人たちもMV(心情)に登場(干渉?)し始めてる
会話を重ねたりで仲良く、仲悪くなっているということ?

アンダーカバーRoute: Your (Curtain) Call「幕切れに観客が俳優を幕前に呼んだルート」
ハルカ、シドウ、マヒルが出てこない
カーテンコールなのに、第三審が終わった後じゃなく第二審が終わった時に出された→幕切れは人生の終わり、死の意味(実際Curtainはスラングとしてそのような意味を持つ)
Curtainが()されているのが↑を表していて、()を抜かすと君が呼んだ(Your Call)道(Route)になる
君(視聴者)が選択した道で、三人が出てこないのは君の選択で死んだからという意味?
()を使っているのは死んだのが全員ではないから
第三審 Teaser Movieで3つの鍵が壊されるような表現も3人が死んだことを意味してる?第二審の曲のジャケット?(名前忘れた)は全員扉が描かれていて、扉を開ける鍵が必要なくなった?

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