見出し画像

#19 父親と日本人の金融リテラシー

先日、実家に帰って親父と話してたときの会話である。

父「この間、証券会社の人がうちにきてねー、買ったんよ」

私「何を?」

父「利回4%のやつよ、すごいじゃろ?」

私「で、なに?」

父「なんか、ヨーロッパの方の何か」

私「株?」

父「・・・、よぅわからん」

私「パンフレット見せて」

パンフレットには、クレディ・アグリコル発行225連動デジタルクーポン債とある。

この商品は株価に連動して利回りが変わる債券で元本がかえってこない可能性もある代わりに、4%という高い利回りが得られる仕組みだ。

いま色々と問題になってるいわゆる「仕組債」

まあ、70歳のシステムエンジニア出身の親父にはなかなか理解しづらいだろう

証券会社の営業マンも上司に言われてセールスしたんだろうけど、何を買ってるか分かってない親父もどうだろうか??

きっと、これは我が家だけの事象ではないように思う

金融商品だろうが、不動産であろうが、業者に言われて買っている人も多いのではないか?

日本人の金融リテラシーが低いと言われているが、少なくとも契約内容やスキームなどは把握して置かないと話にならないし、やるべきではない。

親世代は、完全終身雇用の時代だから、大きい会社なら安心という大企業神話がまだあるのだろう

大手の会社が言うことなら安心!

で、自分で調べたり考えたりしない

それが、金融リテラシーの低さに起因していると思う

結局、金融リテラシーは情報リテラシーだ

親父には地元の信用組合の出資証券を勧めておいた

これで、株価にドキドキせずに利回り4%♪

本日もお読み頂きありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!