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舞台『椿説三銃士』を観た①(4/29・4/30)

椿説 三銃士を観ました。

下心を明らかにすると、主演の小鯛くんがお目当てです。

ちなみに、惚れた動画がこれ。しばらく板チョコを食べていました。セルフ逆バレンタインですね。

■入った公演

4/29(土)13時公演@ヒューリックホール東京
4/30(日)13時公演@ヒューリックホール東京

■公式サイト

■ダイジェスト映像がYouTubeにあります。

■まえがき
小説は読んだことがなくて時間もなかったので、事前に三銃士とダルタニャン物語のwikiを読みました。公式サイトのあらすじからも分かるのですが、ダルタニアンは三銃士ではないんですね。ディズニー映画の三銃士のミッキーポジを小鯛くんがするのだと思っていましたが、違いました。

■4/29の公演を観て

めちゃくちゃ自分が好きなタイプの作品でした。

幸福王子が好きすぎて、その後、鈴勝さんの作品を見ても幸福王子を超えなくて。でも今回は燃えています。

●叫ぶ演技が良かった
冒頭の「事実に基づいた物語?嘘つけ!」にキュンとしました。このシーンは稽古場映像に残っています。

●ただ「嘘つけ」にはモヤモヤも
この「嘘つけ!」は、これから“椿説”三銃士を始めます!宣言みたいな役割があるのでしょうか?
ただ、こんな見方もあるよ(やんわり)な言い方じゃなくて、「嘘つけ!(叫び)」だと主張が強くて、何をそこまで言いたいのか分からなくなってモヤモヤします。

(噛んじゃってセリフが聞き取れなかったのもありますが、本人も呂律は課題にしているので、モゴモゴ)

アフタートークで鈴勝さんが「何回見ても分からない部分があるかも」と言っていたので、自分の中でよく分からない部分としておきます。

●ミレディーとの戦い
ダルタニアンのセリフが印象的でした。お父さんに言われたから、小さい頃からの夢だから、近衛銃士になる道を進んできて、いざ人を斬ってみると「何をやっているのか?」と問いが出てくる。

私は、かっこいいからと殺人キャラを好きになったり、面白いからと殺人ゲームにハマったりする人が苦手なので、何も考えずに剣を握っては欲しくなかったので良い展開でした。

●英会話コーナー
好きな食べ物の問いに、小鯛くんが「My favorite food is 辛ラーメン」と答えていてキュンとしました。他にも「1〜10のうち8レベルの辛さ」「10はペヤング激辛くらい」など、ぽんぽん言葉が出てきて、ジャニアイDVDの特典ディスクの菜々緒ポーズやヨガポーズもそうですが、出す時にちゃんと出してくれる安心感があります。

●アフタートーク
靴紐を結ばない小鯛くん。縛られたくない性格なのだと。家ではパンツ一丁で過ごしているらしい。明るいキャラクターが場を盛り上げていてよかったです。
YouTubeの稽古場映像に、靴紐を垂らしている様子が映っているか探しましたが、気持ち長いくらいでした。(もちろん、なだぎさんが言う2m垂らしている話は冗談だと思いますが。)

パンフレットを買う気でいましたが、うっかり小さいカバンで来てしまったので、翌日買うことに。

■4/30の公演を観て

パンフレットとドーナツ
(小鯛くんが差し入れしたらしいドーナツ)

●パンフレット買って良かった
昨日の反省を活かして、トートバッグを持ってきたので、来場してすぐパンフレットを買いました。

座談会テキストでは、鈴勝さんの問いに対して小鯛くんと竹村くんがどう考えているのか知ることができました。ドル誌が苦手で、彼らの言葉を読んだことがなかったので新鮮でした。

「普通」に対して疑問を持っているのか語っていたのですが、私も上司から言われる「普通だからやれ。」の「普通だから」に悩まされて仕事が辛かったので救われました。

冒頭と結末の爆音演出が好きなんですが、急な展開に何?何?と追いつかないところもあってモヤモヤしていたんですが、パンフレットに「ディストピアの果てのような世界観」と書いてありスッキリしました。

爆音と「誰かいませんか」のセリフから察するに、冒頭と結末のダルタニアンは終戦後の死後の世界で孤独でいるのだと思います。「1人はみんなのために、みんなは1人にために?」のはてなマークのアンサーがここに繋がるのかなと。

● 四字熟語に萌えた
三銃士の3人にジルーの説明をする場面でダルタニアンが「筋骨隆々」と言っていてキュンとしました。言葉選びが秀逸です。

●今まで通りが正しいと信じてるだけではないか
日頃気をつけていても、忘れてしまっている時もあるので、言われるとはっとさせられます。

しかも、リシュリューが言うから重みがあります。

●英会話コーナー
小鯛くんが「シャイボーイだから、I love youって言ったことない」と言っててギュンとなってしまいました。練習する流れになって、うちらに向かって言われたら申し訳なくて嫌だなと思っていたら、ポルトスに言っててホッとしました。

■一問一答
なんか、しっかりしてるな〜って印象(ざっくり)

■追加教材
高校世界史ぶりに懐かしい単語を聞いたので、少し勉強し直しました。授業はルイ14世を大きく取り上げていたせいか、ルイ13世?って感じでもあったので。

●ルイ14世とリシュリュー 絶対王政をつくった君主と宰相

●世界史の窓

■最後に
三銃士がこんなに面白いと思っていなかったので、かなり燃えています。

岩波文庫の『三銃士』上下巻と、『ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』』(なんか面白そうだったので)の3冊をネットで購入しました。楽しみです。

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