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舞台『ウィングレス』を観た(5/13)

5/13(土)に、紀伊國屋サザンシアターで『ウィングレス (wingless) 翼を持たぬ天使』の14時公演を見てきました。

内容に触れていくのでまだ観ていない人は逃げて下さい。

鴻上さんの演劇は、中1の時に観た『深呼吸する惑星』ぶりです。地元の映画館でライブビューイングで観ました。その時もごあいさつの紙が頂けてびっくりしました。

天使は瞳を閉じてが大好きで、「鴻上さん×天使」が生で見れるなんて絶対行かなくては!と思い、昨年末に有効期限が切れたばかりのふぉ〜ゆ〜の情報サービスに入り直しました。会員の更新作業が面倒で、無料だし、行きたい現場が決まれば入り直すことを繰り返しているので、無効になったふぉ〜ゆ〜の会員番号をたくさん持っています。すみません。

ちなみに、天使は瞳を閉じての戯曲は戯曲デジタルアーカイブで読むことができます。

ロビーに鴻上さんがいなくてショックだったんですが、土曜日だから完全週休2日制なのかなと妄想していたら会場が暗くなって始まりました。
(どうやら風邪で動けなかったみたいです。鴻上さんのTwitterに書いてありました。来る予定だったということは、完全週休2日制ではないんですね。ゆっくりお休みくださいませ...)

神様と聞くとオリュンポス十二神を思い浮かべます。詳しいわけではないのですが。劇中で神様が「神は死なない」と言っていましたが、そうすると神様は無限に増えていくシステムなんでしょうか。A神とB神の子がC神って設定(詳しくないので言い方が分からん)がありますが、そんな感じで子神を作るのを繰り返したら、増えていくばかりですよね。世界は神様でいっぱいで、ぎゅうぎゅうで身動き取れないのを想像したら、通勤の満員電車みたいで笑えてきました。

自分を変えるためにオーディションを受けた絹田ですが、私も大学生の時、自分を変えたくて演劇のオーディションを受けて出演したことがあります。とても刺激的で楽しい毎日を送ることができたので良い思い出です。ですが、作品が終わってしまうと、また自分で生きていく場所を探さなきゃ行けないから、魔法はすぐ切れてしまうのだと切なかったです。

宇宙の声の神山が「宗教というと警戒するがスピリチュアルは大丈夫」みたいなことを言っていました。小さい頃に教会へ歌か何かを聞きに連れて行かれたことがあるのですが、大人しかいなくて怖かったし、みんなお金渡してて怖かったし、歌は何を言っているのか分からないし、椅子に隠れてやり過ごしたことがあります。でも、登山しに山に入って気持ちがいい風が吹いた時はパワーが貰えるような気がして、神秘的なものにはドキドキします。

まいちゃんが成仏して天国へ行ってしまうけれど、お母さん的には見えなくても側にいてくれた方が嬉しくないのかなと思いました。娘が結婚したら安心する母みたいな感じで、天国へ行ってくれたら安心するからそれでいいんでしょうか?母になったことがないので分かりません。

プーさんの絵本に書いてあったことのくだりで、もしかしてピグレットが水難に合う話をするのか?と思いましたが、もちろん違いました。この話が1番好きなんです。YouTubeで「プーさん 雨の日」って検索したらディズニー公式チャンネルのアニメが出てくると思います。

心の調子が悪い時に子役を見ると、子役はなんでもできるのに、私はなんにもできないと落ち込んでしまうのですが、純粋に歌すごい!良い!って思ったので、今は元気なんだと思います。

せっかく新宿に来たので、帰りにラーメンを食べました。本店が大行列だったので空いていた別館へ行きました。

すごい煮干しラーメン

クスッと笑えて、時にはほろっときて、やっぱり鴻上さんの演劇は心地がよくて、私にとってちょうど良くて最高でした。

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