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明治杯の見所を探してみました【FS 57㎏級】
いよいよ明日6月15日〜6月18日で全日本選抜レスリング選手権がスタートします。
前回の記事がまずまず好評でした。本当にありがとうございます。
本当はアレの10倍ぐらい書きたいのですが、有元が長時間頑張っちゃうとオネムになってしまう赤ちゃん仕様なので、お許しください。
早くミルクを卒業して、ビールなるものを飲んでみたいです。あんなもの美味しいのでしょうか。
前回にも軽く触れましたが、今回の明治杯はゴリゴリでパリオリンピックの予選です。ここで1位になった(場合によってはプレーオフに勝った)選手が9月の世界選手権ベイビーになります。
それで3位以内になった選手はパリ五輪代表、すなわちパーリーピーポーです。
そして、前回の記事で少し話題にしましたが、レスリング日本一になりたければ世界一を倒してね。カカロットお前がナンバーワンだ。と言う階級が度々ございます。
フリースタイル57㎏級は例に漏れず、カカロットを決める階級になります。
世界選手権に行った選手は、かなりの確率で3位以内になる実力があります。つまりこの全日本がオリンピアンを決めると言っても過言ではありません。もう完全にパンドラの箱開けちゃってるよね。信じるか信じないかは、あなた次第。
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もう完全にすぐそこまで来ちゃってるよね。
樋口黎くん
はい。こちら57㎏級の優勝候補筆頭は樋口黎くんです。僕の後輩。ホントいつかご飯ご馳走してください。
リオデジャネイロ五輪準優勝、半年前の全日本優勝、アジア選手権優勝、去年の世界選手権も優勝。え、こんなに優勝できるんや。
普段はただの人懐っこい後輩です。
レスリングは人懐っこくないです。組み手は攻略出来ないし、タックルも速くてタイミングも良く、処理もとにかく正確です。
有元のクラスのアームドラッグは、彼に教えてもらったものを模倣しています。本物の10分の1も出来てませんが、人は飛んでいく程度です。
グランドもとにかく上手いです。
忘れた頃に投げ技も来ます。アジア選手権かな?決勝でその投げ技から1分もせずに勝ってました。ずるいです。
樋口くんの1番すごいところは勝負強さです。大事な試合での気持ちの上げ方が上手なんだと思います。
あんまり褒めると、今度会った時に嬉しそうな顔されるかもなんで、この辺でやめておきます。
長谷川敏裕くん
コンスタントに戦績を出している長谷川くんが、競争率チートの57㎏級をどこまで攻略出来ているかは、鍵になると思います。
樋口くんと同じくタックルが主なスタイルですが、長谷川君の方は、ローシングルも採用していて、タックルがもう少し低い印象です。
ローシングルをした時の、頭の使い方が上手いんです。
アンクルホールドまでの展開も速いし、体の使い方も上手な選手になります。
ハイクラッチタックルの潜り方が芸術的です。是非ご覧ください。
榊流斗くん
お互い主戦を61㎏級にしていた時ですが、樋口くんに土をつけたことがある選手になります。
構えが綺麗で、組み手が非常に力強く、理に適った形をしています。
組み手に我慢できずにタックルを試みると、とんでもない速さのカウンターが待っています。こちらも漏れなく処理達人となっております。
こんなレスリング出来る人になりたかった。
前回の天皇杯では、樋口くんに当たるまでに、僅差で負けてしまいました。それぐらい57㎏級も群雄割拠な階級となっております。
新井陸人くん
半年前の全日本で、先程の榊くんに勝った選手になります。
決勝では樋口くんのグランド技への対応が間に合わなかった印象です。樋口くんはこの辺うまいんです。
このレベルになるとグランド技は運の要素もあります。倒れた形が悪ければ、ハメ技を喰らい兼ねないです。グラップリングや柔術と似てるかもしれません。
新井くんは組み手やタックルの処理も十分に綺麗ですが、オリジナリティのあるグランド技が特筆できます。
今年のアジア選手権では、レベチのグランド技が冴えて3位になっています。
半年前の樋口くんとの決勝も、内容は非常に面白いものでした。
他にも見所しかありません
他にも高校生のうちに世界ランキング大会で決勝に行った西内くん、高校生で無敵だった小野くん、今年の大学選手権、国体と、61㎏級で異次元に強かった田南部くんがどれぐらい実力を出せるか書き出すとキリがないので、この辺で勘弁してください。
こんな恐ろしい試合が、もうそこまで来ちゃってるってこと。信じるか信じないかはあなた次第!
あ、57㎏級は6月16日〜6月17日で行われます。
何度も言いますが、ライブ配信無料です。
是非ご覧ください。
※今回は僕の独断と偏見が入っているnoteです。名前をあげさせて頂いた選手に関して、選手本人や周りの方々から編集、削除希望がございましたら、お気軽にお申し付けください。
直ちに投稿の編集、削除をさせて頂きます。