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『マイ・レディ・ジェーン』では史実と違う黒人のイギリス王様が登場していることに文句いう層いるようだけれど、そもそも内容は歴史IFものでローファンタジー寄りのイギリス

前置き


『マイ・レディ・ジェーン』というドラマでは史実と違う黒人のイギリス王様が登場していることに文句いう層いるようだけれど、そもそも内容は歴史IFものでローファンタジー寄りのイギリスです。

今までローファンタジー版の英国やヨーロッパを描写したアニメ作品(黒執事とか)と何の違いもなくて創作する自由があると思うんです。

女性のアーサー王が許されるのなら、黒人のイギリス王(ローファンタジー版の完全なるフィクションもの)も許されるべきだということですね。

確かに人種は違うけれど当時のイギリス王国にはごく少数ながらも黒人が住んでいたし、魔法とか色んな不思議な存在も出てくるフィクションで黒人王様が登場してても良いと思いますけどね。というか、オークが王様でもどんとこいやー!w 薄い本とかでならなw

それに、史実と違って処刑台から逃れて筋肉もりもりのマリー・アントワネットが主人公の漫画も日本で既に発売されてるし:

パワー・アントワネット

つまり、何が言いたいのかと言うと、どんな国どんな地域をモチーフに創作をしていても、明確にフィクションだと明言すればどんな歴史IFもの(Alternate History Genre)もローファンタジー版のものとして許されるのです。フィクションだから。

つまり、作者の誰かが中世時代のヨーロッパを舞台に、史実と違ってイスラム勢力のムーア人が不思議なタイムトラベルさん達から新技術を伝授してもらってフランク王国全土を征服できたっていう展開を作品に出してもぜんぜんいいと思います。

あるいは、アステカ帝国がスペインの侵略に勝って、君臨してきたアステカの神々が彼らに魔法とか新技術を与えて逆に魔導艦隊を作ってそれを率いて、反撃とばかりに逆に海を渡ってスペイン本国を征服しにいくアニメやエロゲー作品があってもいいと思う。フィクションだから何でもあり、ですよね。

もちろん、歴史をリスペクトするとかその国のマジョリティー系な人達もリスペクトする面もあると思うので(描写が侮辱に見えるばかりだと彼らのようなマジョリティー系をご客様として作品を見て貰えないので)、物語の中でどっちの陣営が必要以上に極悪人ばかりのように描写されなければ良いと思う。

たとえば、スペインが敵の作品があれば、アステカ主人公に親しみを持つスペイン人キャラとか、先に侵攻してきたことに対して申し訳なく思っているスペイン人が、スペイン本国が逆に逆侵略を受けても自業自得だと考えるキャラが登場しててもいいと思う。少なくとも、どっちかの陣営に全てが悪人や敵ばかりのように描写されるよりかはマシだろう。

だって、片方の陣営だけ全員が悪人とか敵ばかり描写されると納得がいかないし、現実味がないだけじゃなくてなんかどっちか片方だけを過剰に責める政治的プロパガンダにも見えちゃいますからね。

あるいは、フランス革命時代を舞台に、もしナポレオンやトマ=アレクサンドル・デュマふたりをダブル主人公にして、彼らの対立が異世界にまで展開している物語があるラノベとかエロゲー作品がひとつあってもいいと思う。

もちろん、その場合はナポレオンが主人公の一人と言うこともあり、異世界で経験していく様々な出来事で史実とちょっと違って、彼が黒人への差別意識を改めるシーンとか見直す場面を入れてもいいと思う。その方が色々物語に彼の活躍にもリスペクトを感じれるようになりますから。

つまり、ある程度のリスペクトを込めれば、どんなフィクションの歴史IFものも許されると思います。

だから、上記の日本の映画・ドラマの評価サイトでも黒人のイギリス王様へつっこむ方も殆どいないし(ローファンタジー版のフィクション寄りの英国だから)

でも、アサクリ:シャドウズは100%フィクションではなく、歴史から取ってきたものも多いので、弥助が主人公として描写されることに対して否定的な意見を持つ人がいてもいいと思う。何故なら、史実では彼の活躍の場面や記録が少なすぎるから、弥助を主役として出すと『どうして弥助よりマリー・アントワネットやシュヴァリエ・デオンとの面識もあって活躍の多いシュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュやエジプト遠征にてナポレオンと口喧嘩も交わしたトマ=アレクサンドル・デュマも主人公として登場するゲーム、アニメやエロゲーが作られないんだー!?』って文句いう筆者も出てくるからww

フィクションのイギリス黒人王様や弥助ばかり注目されて、本当に当時のヨーロッパで実在し、かつ活躍していたシュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュトマ=アレクサンドル・デュマがキャラクターとして『FGO』『パワー・アントワネット』『ヴェルサイユのばら』『聖女戦旗』に出てこないことに関しては不公平だと思いますよね……しゅん…

『FGO』に登場した『シュヴァリエ・デオン』
史実ではシュヴァリエ・デオンはシュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュとフェンシングの試合をしたのにも関わらず、サン=ジョルジュがFGOにキャラクターとして登場してないんですね。歴史へのリスペクト云々は? フランス偉人陣営のFGOキャラって白人ばかりで黒人ハーフのフランス人キャラ一人も出てこないのは彼らのような黒人ハーフのフランス白人の父親への侮辱だと受け取られては?「お前さん二人(ジョセフやデュマの父達に向かって)の息子らはハーフだからうちの会社のゲームに出る資格はない」って彼らの白人父親に言うつもりなんですかね?


では、今回の記事はここまでです。
これからも、特にエロゲー作品についてはもっとヨーロッパ風なファンタジー舞台で黒人男性キャラが活躍し、かつ王女とHしたり色んなことする作品が増えていくことを願うばかりです。シャーマンのアフリカ系アメリカ人がもうすぐ北欧の王女と結婚するので、そういう組み合わせをフィクション作品で出しても良いRepresentationだと思います。これらのAI画像みたいに:

ムーア人風な民族が支配してるイベリア王国っぽい国の王座をアラブ系キャラから簒奪した黒人王様がフランクっぽい国に侵攻し、王女を攫うように魔女に命令したので、今は王女が黒人王様の手に落ちる!


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