ハノイ市内における犯罪被害に関する注意喚起
2023年11月20日、在ベトナム日本国大使館からメールが届いた。リンラン周辺で泥酔者へのスリ・ひったくりに加えてナイフによる強盗・恐喝が発生しているとの事。
ベトナム人の平均年収を知らない日本人が多い事に驚く。2023年時点だが年収45~48万円程度しかない。月収4万円がベトナムの標準の様だ。財布に日本円で12万円が入っていたらベトナムでは3ヶ月分の給料に相当する。最低賃金はベトナムの各地域で差があるがハノイ周辺だと月収4,680,000VND/月(約2万8千円)しかない。犯罪者に罪悪感は存在せず彼らは我が身だけは守るのでリスクを考慮して犯罪行為を行う。従ってターゲットは慎重に選ぶはずだ。ベトナム人犯罪者からすれば日本人は抵抗される可能性が低く高確率で高収益を得られる最高級の獲物である。大使館からメールが発行されたと言う事は成功例(被害者)が多いのだろう。
日本人は服装も分かりやすい。半袖短パンにショルダーバッグ、メガネで猫背。遠目でもすぐに分かる。平日ならスーツの集団なので1人になった時が狙い目なのだろう。
防犯に有効なのはタクシーを呼ぶ事だ。タクシー運転手に襲われたら諦めるしかないが日本からの来客者は深夜に街を歩かせず飲み屋やカラオケの入口からホテルまでタクシーを使えば安全である。その後、ホテルから自宅アパートまで再度タクシーで帰れば良い。
感覚だがタクシー代は5kmで80,000VND(480円)程度。往復でも1,000円で済む。Grabアプリを使えばタクシー料金をぼったくられる事もない。
私は中国、香港、台湾とアジア圏の仕事が多かったが上記の方法で対応しており深夜の時間帯でも犯罪被害や危険な目に遭った事は今のところ無い。ただし不必要な深夜の外出は控えるべきだろう。カラオケは正直好きではないので接待以外で利用する事は無い。朝の散歩も狭い路地を避ける様にしている。
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