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過去のトランプ相場を振り返ろう 下落から回復までどれくらい時間がかかったか?

相場が大きく上下していますね。トランプ大統領の発言やイベントに世界中が注目しています。
そんな中で過去1回目の大統領就任時にも関税などのイベントで今のような株価上下が発生しました。

今回は、過去2016年11月〜2018年11月の2年間に絞って、イベントごとや発言などをもとにアメリカ株式相場と日本株式相場がどのような動きをしたのかをまとめてみましたので今後のトレードの参考にしていただければ幸いです。


2018年2月 インフレ懸念とVIXショック

下落発生日: 2018年2月5日(米国市場)・2018年2月6日(日本市場)
背景: 米国の賃金上昇率が市場予想を上回りインフレ加速懸念が強まり、長期金利が急上昇。株式バリュエーションへの不安が広がり、2月初週に米株が急落。翌日に日本市場も連鎖的に下落した。米ダウ平均は2月5日に終値ベースで過去最大幅の下げ、S&P500も2011年以来の急落率を記録。日経平均も2月6日に約4~5%の下げとなった。

下落時と1週間および1ヶ月後の各指数の動き

アメリカ本国の株価は戻りも早いですね。ナスダックに関しては1ヶ月後、下落時よりも5%超の上昇はさすがです。
それに比べて日本株の戻りは遅かったみたいです。



2018年10月 金利上昇・ハイテク株急落(世界同時株安)

下落発生日: 2018年10月10日(米国市場)・2018年10月11日(日本市場)
背景: 米長期金利が7年ぶりの高水準に達し、ハイテク株主導で急落。米中貿易摩擦やIMFの景気見通し下方修正など悪材料が重なり、ダウ平均は1日で800ドル超下落、S&P500・NASDAQも3~4%の大幅安。翌日、日本株も急落した。

下落時と1週間および1ヶ月後の各指数の動き

この辺りで米中貿易摩擦などの貿易関税が課せられてきました。今回もメキシコ、カナダおよび中国など幅広い国に対して貿易関税をかけていますが、三指数とも1ヶ月もすれば下落時の終値と比較して戻ってきてます。
一方日本市場ですが、こちらも回復は遅れて下落時よりもさらに下へ動いているようです。


まとめ

1回目のトランプ大統領就任時に起きた大きな下落について調査してみました。
今の大荒れ相場の一時となれば幸いです。

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