
WORD / 行間が広がる問題を解決
Wordでフォントサイズを変更した際に、意図しない行間の広がりが発生する原因として、自動的に行間が調整される設定が影響しています。特に、段落に対してフォントサイズが大きくなると、それに応じて行間も広がる場合があります。
解決策
行間設定を確認・調整:
段落を選択し、右クリックで「段落」メニューを開きます。
「行間」オプションを「固定値」または「最小値」に変更すると、フォントサイズが変更されても行間が自動的に広がるのを防げます。
固定行間の指定:
具体的な数値を指定して行間を固定することで、意図しない広がりを防止できます。「固定」で例えば「15ポイント」などと設定し、フォントの変更に依存しない行間を維持することが可能です。
スタイルを統一する:
段落スタイルを統一することで、異なる段落やフォントサイズの影響を受けず、一貫したレイアウトを保てます。これには、あらかじめ定義されたスタイルを適用するか、自分で新しいスタイルを作成します。
対応策の詳細:
行間の固定設定は、段落ごとに適用するか、ドキュメント全体のスタイルとして設定することで、広がりをコントロールします。
「行送り」などの他の設定と連携させることで、より細かい調整が可能です。
このように、Wordの段落設定を細かく見直すことで、フォントサイズに左右されない安定した行間を確保できます。
追加で考慮すべき事項としては、**「段落の間隔」**も行間に影響を与える点です。段落の前後に余分なスペースが設定されていると、見た目に行間が広がったように感じることがあります。この場合は、「段落設定」の「段落前」「段落後」の値を適切に調整することが必要です。また、異なるフォントを同じ段落内で使用する場合も、異なるフォントサイズや行間のルールが干渉し、予期せぬ行間の広がりが発生することがありますので、統一感のあるフォントを選ぶのも有効です。