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LINEスタンプ作ってみた。#成長記録編
創作LINEスタンプ販売中
皆さんこんにちは!キャラクターデザインを学ぶ専門学生のパスタです🍝
今回は、前回の記事で紹介した、LINEスタンプ制作備忘録を活かした、創作LINEスタンプ第2弾の成長記録を書いていきます!
備忘録編はこちら
せっかく作ったLINEスタンプ、使いたくない?
前回の創作LINEスタンプ第1弾を制作してから、はや二ヶ月……
満足ではあったのですが、どうしても使いづらさが際立ってしまい、せっかく作ったのに……!!という気持ちが日々募っていました。
原因は、前回の記事に書いたように
メッセージがキャラクターに寄りすぎている
イラストの切れる部分の処理が雑
文字の線が細い
これらを解消した上で、さらにアップグレードされたLINEスタンプに挑戦して、自作LINEスタンプを常用したい!!
そう考えた次の日……
「今日から皆さんにはLINEスタンプを制作してもらいます。」
え……!?
なんと、専門学校でLINEスタンプ制作の授業が始まったのです。
これはチャンス!
前回は独学での制作だったので、わからないことが多くデザインなどについても手探りだったため、結果あまり満足のいくものができませんでした。
その点、授業で制作する場合、わからないことは先生に聞くことができ、デザインや実際に使用したときの使いやすさも、友達に聞くこともできます。
よっしゃこれは一丁やってやるぞ!
こうして、第2弾の制作が始まったのです。
アップグレードしよう
まず、第2弾を制作するにあたって、今回は参考にするLINEスタンプを決めることにしました。
今回も自創作「バディ!!」のLINEスタンプを制作したかったので、アニメ調のキャラクターでも使いやすさを実現している、漫画アニメ公式の出しているスタンプを参考にすることに。
今回は、私も普段愛用している「チェンソーマン」LINEスタンプを選びました。
作品を知らなくてもメッセージが理解できる
漫画コマの背景がカッコいい
文字に色や効果がついていて見やすい
などの理由から、選んでみました。
また、すべてリアル等身であるのに構図や文字の入れ方で、キャラクターがわかりやすいというのも魅力だと感じます。
ということで、今回は「漫画公式みたいなスタンプ」を目標に制作するとこにしました!
使いやすいメッセージを選ぼう
今回はとにかく使いやすさを追求したい……
なので、私が普段LINEやSNSでよく使う語録を書き出してみました!
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ちょっとオタク語録が多いかも……でもこれをキャラクターに振り分けたら、とりあえず私は使いやすい!!
ここに出したのが28個。
今回はキャラクターが7人いるので、一人4つずつ振り分けてみました。色分けはその痕跡です。
ここで実は私、LINEスタンプは4の倍数個だとなぜか勘違いしていたのです!!
前回作った時は8の倍数個だってわかってたのに~~~!!
途中で気づいたのですが、2個余分にイラストを描いてしまいました……。皆さんも個数には気を付けて……。
ラフを描こう
メッセージを選んだので、イラストを描きます!!
ラフはこんな感じ。
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この時点ですでに28個描いている……。
まぁそれは置いといて。
リアル等身なので、上半身をメインに、小物や手の動き、文字配置を考え、なるべく単調にならないようにしました。
チェンソーマンスタンプのように、背景に漫画コマを使うというのも、一人一つ取り入れてみました。
イラストを清書しよう
ラフをiPadに取り込み、イラストを清書していきます。
第1弾はミニキャラが多かったので、線画を太めに描いていましたが、今回はリアル等身だったので、細い線画に挑戦しました。
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細い線画でもキャラクターが埋もれないように、コントラストがはっきり出るアニメ塗りにしました。
小さな画面でもメッセージが伝わるように文字はとにかく大きく!!
背景、吹き出し、キャラクターの奥行きも意識してつけるようにしました。
そして、前回悩んでいた、切れる部分の処理です。
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今回は切れる部分を線画で囲んでしまうことで、処理の雑さを回避しました。
背景コマよりキャラクターが前にいる場合、どこまで飛び出させるかに悩みましたが、背景コマを最大サイズに近づけたかったので、なるべくコマとサイズが変わらないように制作しました。
文字入れをしよう
私が文字を入れる際にとにかく気を付けたのはサイズ感です!
前回書いたように、LINEスタンプって実際使って見ると意外と小さくてびっくりします。
今回は書き文字ではなく、フォントを利用することにしましたが、とにかく太く大きくはっきりと!を意識しました。
文字をいれてから一度書き出して、小さい画面で見ても読めるかを確認しながら制作しました。
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シンプルなものと、効果のついているものを使い分けることで、メッセージの伝わりやすさを演出しました。
「わからん。」「わかるぜ!!」スタンプは特に対比が面白く気に入っています。
特に工夫したのがこちらのスタンプ。
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キャラクターがドアを開けて「行ってきます。」と言っているスタンプです。
これは、色塗りも逆光を意識したり、ドアの外が青空になっているのを演出したりと特に頑張って制作したのですが、このスタンプは遠近感を意識して文字が斜めになっているのも、特徴的です。
吹き出しもそれに合わせて斜めにしてみました!
ただの丸吹き出しだと、斜めにしても差がわかりづらかったので、角丸の吹き出しを使っています。
どうでしょう?
「行ってきます。」感が出ているでしょうか?
その他にも、文字の角を四角くするのが丸くするのか、白縁にするのか逆に白抜き文字の方が良いのか、、、色々な効果を考えながら、文字を入れました。
完成!!そして販売
こうして完成したのがこちらのLINEスタンプです。
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数を間違えていて余分に作ってしまったものをここで供養させてください……。
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第1弾よりも数を増やすことができたり、すべてリアル等身で描いたり、多くの部分でアップグレードしたものを制作することができました!
第1弾を制作して得た、制作の反省点も活かすことができ、プレゼンの感想では、
「文字が見やすくて使いやすそう!」
「本当に漫画原作がありそうなクオリティ」
「頭身でしっかりスタンプとして作られているところがすごい」
と、狙った部分を褒めてもらえるものが多かったです。
先生からの講評も
「手ぶりや持ち物、コマを切り取ったような背景でスタンプとしての役割やキャラ性、動きを出している点が見事。
吹き出しや文字に入るグラデーションや様々な効果でメッセージ自体も見やすく、キャラも埋もれないようにしているのが素晴らしい。」
といただき、工夫して制作した部分が効果を発揮していたことがわかり、嬉しかったです。
そして今回ももちろん販売申請を行いました!
二度目の販売だったからか以前よりも早く、約半日ほどで承認され、販売を開始しました。
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第1弾に比べて圧倒的な使いやすさ……!!
そりゃあ、普段私がよく使う言葉を選んでるんだから使いやすいはずです。
大きさも、最大サイズぎりぎりまで調整したので、画面の中でよく映えます。
文字もキャラクターも埋もれることなく、メッセージが良く伝わってきます。
何よりキャラクターが可愛い~~~!!!(親バカ)
第1弾と合わせてどんどん使っていきたい所存!!!
結局作品を作るときに一番大切なのは、愛です!!
皆さん、自分のキャラクターが一番輝けるLINEスタンプを作ってくださいね😊✨💕
販売URLはこちら↓
まとめ
第1弾、第2弾とLINEスタンプを作ってみて学んだこと、それはズバリ、
何事もやってみるがいいでしょう!!
ということ。
第1弾を自主制作し、授業で第2弾を作ったことで、よりハイクオリティなLINEスタンプを作ることができました。
実際に制作してみて、フィードバックをもらうことで、次につながるということを改めて実感しました。
やってみることで、多くの反省点が浮上してきます。
でも今回の私は、反省を発見に繋げ、さらにそれを成長にすることができたと感じます!
もちろん、第2弾の制作の中でも様々な反省点が生まれました。
イラストがバストアップばっかだな……とか、「えっ!?」と「あえ!?」と「アッ!?」があるな……とか、個数をもっと増やしたかったなとか…………。
何より、もっと上手にキャラクター達を描いてあげたいな。
これからもたくさん反省して、たくさんたくさん成長していきたいと思ったのでした!
備忘録編、成長記録編とここまで読んでくださりありがとうございました!
2023年もあと一か月弱、駆け抜けていきましょう!🏃♂️🏃🏃♀️