逃げから始まった挑戦
2年生の夏休みから2月末にかけて1つの大きな挑戦をしました。
挑戦したことは、筑波大学の受験です。
挑戦の締めとして今回初めてnoteを書きます。
いつもはベタ打ちですが、ちょっとがんばってみます。
拙い文ですが、暇なときに読んでいただければ、幸いです。
この挑戦を通して、なにかはわからないですけど、人間的に一歩成長できたと思います。
今までどこか人を頼ることが苦手で、自分1人で頑張ることのが多かったです。
でも、今回の挑戦では、周りの人たちにほんとに助けられました。
今までなにかをしたいにはまわりの大事な人が絡んでいました。
でも、今回の挑戦は、人生ではじめて、自分のしたいことに突き進んだ半年でもありました。
今まで飽きたらすぐ投げ出していました。
でも、すべてのものに意味がある、自分の力になることを教えられました。
好きなことだけじゃなくて、少しは嫌いなこともするようになったと思います。
<挑戦の開始>
挑戦を始めたのは夏休みです。
挑戦しようと思った根本は今の自分・将来の自分への不安でした。
自分って何したいんだろう…。何が好きなのかな…。わかんない…。
周りはどんどん先に進んでいて、自分のやりたいことを見つけたり、これやりたい!で突き進んでる。
そこに焦りを感じて、このままでいいのか?と迷走し始めたのがきっかけです。
なんてのは建前です。
これはこれで本当なんですけど、心の底はこんなthe優等生みたいな想いじゃないです。
逃げたかったんです。学芸から、B社から、教育実習から、教員養成的授業から、教員になることから、流れるままに生きている自分から…
嫌なことから全てから逃げたかった。
まず、社会科教育から逃げたかった。指導教員と話すなかで、B社から逃げたくなった。
別の学科に逃げたくなった。そこで転類することを決めました。
様々な教育に触れて、教育から逃げたくなった。
転類希望先の先生と話すなかで、学芸から逃げたくなった。そこで転学することを決めました。
こんな「逃げたい」から始まったのが今回の挑戦です。
このときの自分はもう最低です。
教育に関わることがもうないと決めつけて、教育に関係するものすべてを投げ出していました。
教育実習に行かないと決めつけて、関係ないと決めつけて、すべてを疎かにしてました。
まだ、嫌々やっていたり、さぼろうとか思ってる人のほうがよっぽどましです。
自分が一番嫌いな部分で、弱い部分です。
でも、それは違うと止めてくれた人がいました。
本人はお節介で介入しすぎた、ごめんと言っていたけど、こっちとしては感謝しかないです
止めてくれなかったら、立ち止まることを教えてくれなかったら、今回の受験は挑戦にならなかったと思います。
ただ、受けただけになってしまったかもしれません。
受かったとしても、また今回みたいに逃げたかもしれません。
ここから、少しずつ逃げが挑戦に変わっていきました。
今、自分が何に興味があるのか、何をしているときに幸せを感じるのか…。
結果論かもしれないけど、逃げることに自分が納得できる理由をつけたかった。
それ以上に、逃げる自分を変えたかった。
挑戦の始まりです。
<逃げから挑戦へ>
今、自分が何に興味があるのか、何をしているときに幸せを感じるのか…。
それは、他人の心です。
自分は他人の心が動くことに興味がある。
悩みを聞いたり、心理的ケアをすることが多いのは、そういう人を惹きつけるのと同時に、ケアしたあとに心が動くことに興味を感じる、その場に居合わせることに幸せを感じるからだと。
やりたいことは心理的支援だなと思いました。
興味を考えている中で、自分はやっぱり教育に携わりたい。
狭義的な教育じゃなくていい。教員じゃなくていい。
不登校であったり、院内学級であったり、厚生施設であったり
いわゆる教育のボーダーにいる子どもたちの力になりたい。
教育を学ぶことを止めてはいけないと感じました。
このまま学芸にいて、教育を学ぶべきか。
転学して心理を学び、公認心理士の資格をとるべきか。
悩みに悩みました。
たくさんの人に相談しました。(その節はありがとうございました。)
最終的には、ある人の言葉で心理の道に挑戦することを決意しました。
「今は右か左かで迷っていて、軸さえしっかりもっていればどっちでも変わらないじゃないかな。恐らく、色んな人に、地に足がついていないだとか、直感だけではだめだと言われてきてるんだろうけど。きみにとっては、それも大切だけど。
森の中で右か左かを選ぶのに地に足をつけるとか関係なく、こっち!って決めてくでしょ。だったら、今自分が一番力を出せるほうに進んでみればいいんじゃないかな。
これはコーチングじゃなくて、あくまで個人の考えだけど」
<本気で挑戦するための諦め>
逃げる自分を変えたいがために、すべて手放すことなく、挑戦を両立させようとしました。
何も手放すことなく、逃げることなく挑戦もおこなうことが、逃げる自分を変えれるんじゃないか。
現実、甘かったです。そんなことできるわけがないです。なにかが絶対疎かになります。
抱えていたもの、お手伝いさせてもらっていることを休止しました。
1つのプロジェクトを途中離脱したものもありました。
飽きて止めることはあっても、やりたいこと・みんなでやっていることを 休止したり、諦めたりしたことは初めてでした。
心底辛くて、罪悪感をもちました。
自分の居場所がなくなるみたいで怖くなりました。
戻れないような気もしました。
でも、現実は考えていたより、もっともっといい世界でした。
自分の居場所はありました。
共通テスト後、
気晴らしで顔を出した、もくせい教室では
「加藤君じゃないか、待ってたよ、子どもたちがまだかまだかとうるさいんだよ笑笑」
受験するから、来年いないかもしれないと告白した空手道部では
「そんなのどうでもいい。あなたが私たちの唯一の後輩だし、こんな空手部に入ってくれたことが嬉しい。受験中、からだ動かしたくなったらいつでもおいで。あ、別につくば行ってもこればいいじゃん。学芸の入場緩いし。Tポイントで通過できるから余裕余裕笑笑」
ほかにも…
泣きそうになりました。
自分は周りに恵まれていて、居場所はそう簡単にはなくならない。
挑戦がなかったら、絶対に気付けなかったことです。
自分もそういう居場所になりたいし、誰かが挑戦するときにはこう言える 人間になりたいです。
<挑戦するなかでの周囲の存在>
冒頭にも書きましたが、周囲の人たちに物理的にも精神的にもとても助けてもらいました。
教材を貸してくれた人たち
会うたびに頑張れって言ってくれた人たち
共通テスト前日にエールを送ってくれた人たち
モチベが下がったり、模試や当日頑張ったあとに一緒に飲んでくれた人たち
勉強方法に悩んでたときに、自分はこう勉強してた、この参考書いいよって言ってくれた人たち
共通テスト当日に急に塾講師っぽくなって、言いたいだけだろうお前って 感じの言葉を言ってくれた人
共通テストの3日前とかに目の前で爆睡してる人
受験なんぞおかまいなしに定期的にきて、しまいには成人式の帰りに電車で帰るのを道連れにした人
今回の挑戦に全力で反対して、自分の気持ちに全力でぶつかってくれた親
落ち着いたら連絡しておいでって言ってくれた人たち
自分が周囲に恵まれていること、気にかけてくれていること
無理だと思ったら、わかんなくなったら、存分に頼ればいいこと
当たり前のことだけど、自分は気づいてなくて、わかっていなくて
自分に関わってくれてるすべての人のすべての行動に救われました。
<挑戦している気持ち>
正直、常につらかった、何度もやめたいと思ったことはなかったです。
そんな暇なかったって言うのが正しいかもしれないですけど
でも、ちゃんと辛いときはありました。
徐々に近づいてくるプレッシャー、足切り発表前の緊張
なんで受験しているのか、全部わからなくなって、でも、引き返せなくなって。ときどきでそんな感じることはなかったです。
このまま学芸にいるのか俺は…うわ~まじか…やばい
という逃げが一番の活力になってたことは否めないです笑笑
一番つらかったのは、二次試験の一週間前です。
不運にも、体調を壊し、勉強ができない状態になりました。
医者からは二次試験を受験することはできないかもしれないまで言われました。
ショックでした。不合格ならまだしも、受験さえさせてくれないのか。
一気にいろんなものが喪失しました。
このときに、合否の問題じゃない。
ここまで挑戦してきたことの集大成として受けることが今の価値でした。
あ、ここまで本気だったんだと改めて感じました。
(なんとか、回復して受けることができたので良かったです)
<挑戦を終えて>
まだ合否は出てません。(出たら、更新するかもしれません)
でも、合格でも不合格でもどっちでもいいと思ってます。
合格したなら、喜んで筑波大学で6年間心理学を学んで、公認心理士の資格をとります。
茨の道であることはわかっていますが、通信で教員免許をとりたい。
心理の立場か教員の立場かはわかりませんが、病院内で活動したいです。
不合格であれば、悔しがって学芸で暴れます。
茨の道ですが、あと2年で、小免、中免、特支免は取得して、心理の勉強もします。
筑波の院に行って、臨床心理士の資格を取ります。
どっちも茨の道ですし、結局なんだかんだ教育に戻ってくる気がしてます。
今は全部夢物語で、現実そんなに甘くないですけど、いつか形にします。
まだまだ挑戦して、もっともっと成長できるので!
これからも無茶ばっかします。みなさんを頼りまくります。
その分、誰かの居場所になれたり、笑顔を創ります。
みなさんから受けた恩を誰かに与えて、はぴはぴな人が増えますように
これを
「逃げることから始まった挑戦」のご報告、整理、締めとします。
今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございました。