16.他流試合(あなたのきらり光るものは?)
商品の差別化を考える時、似たもの同士ですと自分の特徴をだすのは難しいものです。
それは、
たくさんの黄色いチューリップの中で、一本だけ黄色い特徴を出すのが難しいことと同じです。
しかし、
たくさんの黄色いチューリップの中に、1本だけ赤いチューリップを置くとかなり映えるものです。
これは黄色のチューリップにない一つの赤が目立ち、この赤い特徴が才能と言えますね。
このように他流試合では、
赤いチューリップがきらりと光り、あなただけ(オンリーワン)の才能が発揮できるのです。
例えば、日本語を学ぶ外国人の教室の中で、日本語を話せる日本人(あなた)を想像して見てください。
あなたは外国人から「日本語が上手ですね!」と言われます。でも、「日本人なら普通に日本語を話せますよ!」と反論したくなります。
しかし、違うんですね。
日本人にとっては当たり前の日本語がとても素晴らしい才能になるのです。
わざわざ競争率の高いところで目標に挑戦しないで良いのです。
このオンリーワンの発想に気づかない方々が実に多いんです。
一方で、
オンリーワンに対してナンバーワンの存在もあります。
ナンバーワンとは、黄色いチューリップ同士でしのぎを削り競争することです。
わざわざ競争率の高いところで目標に挑戦して挫折しても良いのです。
ナンバーワンとはオリンピック大会のように常にトップを目指すことであり、この場合は相当な努力が必要です。
ゲーム好きの為夜遅くまでPCに熱中し会社を辞めてしまい、親からやっかいな存在で見られた方がいました。
ゲームが好きで本当にゲームの才能があるなら、プロの世界ゲーム大会に挑戦してはどうでしょうか。
日本もまもなく、2030年開業のIR(カジノ含む)に就職する選択肢もありますので職業選択の間口が広くなると考えるべきでしょう。
さてオンリーワンとナンバーワン、あなたはどちらを目指していますか?
ナンバーワンを目指すこともオンリーワンを目指すことも、どちらもありです。
大事なことはあなたが持つ、あなたらしさ、他の人にない「きらりと光るあなたの才能」を探し、大事にすることではないでしょうか?
もし、特技や才能が見つからないなら機会をつくり他流試合に出かけてみてください。
世代間交流、
異業種交流、
異文化交流、
他社交流、
そして
趣味や関心を深掘りしてみるなど、
自分の才能や特技、気づかなかったことなどが少しづつ分かってきます。