【INFINITE FORBIDDEN】で最強再臨‼️デモンスミスR-ACEの考察と解説
お久しぶりです。
むらかみです。
いつも読んでくださってる皆さま本当にありがとうございます!
今回が初めてという皆さまも、興味を持っていただきありがとうございます!
今回の記事は「INFINITE FORBIDDEN」で収録された『魔を刻むデモンスミス』を主軸とした
≪デモンスミスギミック≫を搭載することで
一気に環境の最前線まで帰ってきた、【デモンスミスR-ACE】の考察と解説記事になります。
関西ではCSがなく、DKCも私用で参加できず公認くらいしか出れていないのですが、
店舗予選は7-1
公認は9-0というかなり高いアベレージを出してくれています。
ルリー狩りの悪魔を楽しんでいます。(盛ってません)
【デモンスミススネークアイ】や【デモンスミスユベル】など、
様々なデッキに激強ギミックとして出張している≪デモンスミス≫ですが、
個人的には現状一番上手く≪デモンスミス≫を使えているデッキだと考えています。
●≪デモンスミス≫を上手く使うために必要な条件
●【デモンスミスR-ACE】を選んだ理由
〇なぜ≪デモンスミス≫と【R-ACE】の相性がいいのか
●【デモンスミスR-ACE】のデッキリスト
●【デモンスミスR-ACE】の展開例(動画)
など、詳しくデッキを構築する際に考えていた事、
思考フローなどを詳しく言語化しておりますので
少しでも読んでくださる皆さまの一助になれば幸いです。
また、本noteは【R-ACE】の前提知識があると
なお分かりやすくなると思います。
今回私が執筆するきっかけになったデュエルサポートの禿鷹さんが執筆されたnoteです。(有料部分は宣伝ポストのRTで300円まで値下がりするらしいです)
お時間あればこちらにも目を通していただければと思います。(宣伝)
本noteでは私の以前までのnote同様以下のように表記します。
【デッキ名】
『カード名』
《ギミック名》
基本的には正式名称で記載は致しますが、誤字脱字があった場合には
こっそり教えていただけると助かります。
●そもそも≪デモンスミスギミック≫とは?
〇カードの紹介
『魔を刻むデモンスミス』
『刻まれし魔の鎮魂棺』
『刻まれし魔の大聖棺』
『刻まれし魔ラクリモーサ』
『刻まれし魔ディエスイレ』
『刻まれし魔の聖詠』
が基本的な出張ギミックになっています。
それぞれのスペックについて改めて解説していきます。
『魔を刻むデモンスミス』
①の効果はデッキから≪デモンスミス≫魔法・罠を手札に加える効果を持ち、
②の効果は1ターンに1度条件付きではありますが、相手のモンスターを墓地に送ることができる処理能力を有しています。
③の効果は墓地から光属性・悪魔族をコストでデッキに戻し、自身を組成することができます。
この3つの効果すべてに無駄がなく、1枚からサーチ、盤面処理、展開補助を行ってくれる器用大富豪みたいな仕上がりとなっています。
2022年の世界からやってきたと言われても驚かないカードスペックです。
『刻まれし魔の鎮魂棺』
光属性・悪魔族モンスターを素材に要求するリンク1モンスターです。
墓地からの自己蘇生があるテーマなので、1ターンに1度しかこのカードを特殊召喚できない縛りが気持ちながらついています。
ちなみに現代遊戯王において、強いテーマのリンク1はぶっ壊れなことが多いんですが、
こいつも若干の制限がかかっているものの例に漏れず全然100%ダメなカードです。
①自分・相手のメインフェイズにこのカードをリリースすることで、手札・デッキから≪デモンスミス≫モンスターを特殊召喚できます。
②の効果は『魔を刻むデモンスミス』の②の効果を起動するためのおまけみたいな状態になっていますが、墓地からの起動効果で、リンクモンスター以外の≪デモンスミス≫モンスターに
装備魔法として装備することができます。
①の効果はもちろんフリーチェーンになっているため、本当に隙がなくめちゃくちゃ強いカードとなっています。
『刻まれし魔の大聖棺』
光属性・悪魔族モンスターを含むモンスター2体を素材に要求するリンクモンスターです。
もちろんこのカードもしっかりダメなところはあって、素材が緩すぎるんですね。
片方が光属性・悪魔族モンスターであればもう片方はトークンでも大丈夫という寛容さを見せてくれます。
①の効果は自分メインフェイズの起動効果となっており、墓地のモンスターを融合素材にしてデッキに戻し、悪魔族の融合モンスターを融合召喚できます。
やったね!カレイドハート!
②の効果は『刻まれし魔の鎮魂棺』同様墓地からリンクモンスター以外の≪デモンスミス≫モンスターに装備魔法として装備することができます。
またこのカードが装備されている間、対象耐性を与えてくれます。
ありがとう結界。
『刻まれし魔ラクリモーサ』
素材に光属性・悪魔族モンスター2体を要求する融合モンスターです。
ですがもちろん『融合』のカードは必要なく、前述の『刻まれし魔の大聖棺』で出すことが基本的な運用になります。
≪デモンスミスギミック≫で一番の悪の根源といって間違いないでしょう。
そんな効果がこちら。
①融合召喚に成功した場合、墓地・除外状態の光属性・悪魔族モンスターを1体対象にとり、
そのカードを手札に加えるか特殊召喚することができます。
②このカードが存在する限り、相手フィールドのモンスターの打点が600下がります。
③このカードが墓地に送られた場合、墓地の光属性・悪魔族モンスター1体をデッキに戻し、相手ライフに1200のバーンダメージを与えます。
まぁ②はまだいいとして、①と③がかなりの問題児です。
③は自身のデッキやエクストラデッキのリソースを回復しながら1200もバーンを与えます。
①の効果で基本的には『魔を刻むデモンスミス』を蘇生ないし手札に加えることになるのですが、
『刻まれし魔の大聖棺』の効果でこのカードが融合召喚され、
このカードの効果で『魔を刻むデモンスミス』を蘇生できるため、『刻まれし魔の大聖棺』の効果が通ればリンク4ないし、リンク2+ランク6エクシーズが成立してしまうわけです。
このリンク2+ランク6エクシーズというのは『永遠の淑女ベアトリーチェ』で好きなカードを墓地に送りながら『賜炎の咎姫』になる、実質炎属性モンスターなら無理やりアクセスできるということができます。
ほかにも『DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー』などの妨害も立てられますし、リンプルに4素材の『召命の神弓アポロウーサ』になったりします。
この初動として好きなカードにアクセスできるギミックになったり、
初動へのアクセスが完了している場合にはほぼ同じ動きから別種の妨害を構えることができるというわけです。
エンジンであり蓋である、≪デモンスミスギミック≫の根幹を担うパワーカードです。
『刻まれし魔ディエスイレ』
①自分相手ターンに装備されているリンクモンスターのマーカーの数までフィールドの表側のカードをエンドフェイズまで無効にします。
②は墓地に送られた場合、他の光属性・悪魔族モンスターをデッキに戻して相手フィールドのカードを対象にとり、墓地に送ります。道連れ効果ですね。
現状≪デモンスミス≫のエースモンスターですが、『刻まれし魔の大聖棺』を装備したこのカードは「対象にならないけど毎ターン表側のカードを2枚まで無効にする」という
とんでも耐性の最強モンスターになります。
『刻まれし魔の聖詠』
『魔轟神ルリー』をデッキから手札に加え、『魔轟神ルリー』を墓地に送り、そのまま蘇生させるためのカードです。
あとは②の融合効果が優秀ですね。
『刻まれし魔の大聖棺』に無効系誘発をくらってしまったときに、『魔を刻むデモンスミス』を自己蘇生し、手札にある光属性・悪魔族モンスターを融合素材に展開するなど、かなりいぶし銀な活躍をしてくれています。
〇強み
≪デモンスミスギミック≫は素引きをしていなくても、光属性・悪魔族モンスター+モンスター1体を用意すればギミックを回すことができます。
光属性・悪魔族モンスターには汎用リンク2モンスターとして『閉ザサレシ天ノ月』が存在するため、
実質リンク3を用意することができれば3~4素材の『召命の神弓アポロウーサ』や、
デッキからあらゆるキーカードへアクセスできるルーターとしての役割を果たすことができます。
この柔軟性や、2種類の役割を兼任できるのが≪デモンスミスギミック≫の強みとなります。
〇問題点
一方でここまで強いギミックですからしっかり問題点も抱えています。
それがエクストラデッキの枠を圧迫することです。
最低でも、
『刻まれし魔の鎮魂棺』
『刻まれし魔の大聖棺』
『刻まれし魔ラクリモーサ』
『閉ザサレシ天ノ月』
『永遠の淑女ベアトリーチェ』などは入ってくるでしょうし、
『刻まれし魔ディエスイレ』や『DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー』まで採用するとそれだけで枠を最低でも5~7枠も削ってしまいます。
ここの問題点が現環境結構重くのしかかることがあり、
私が【炎王スネークアイ】や【純スネークアイ】に採用するには躊躇いを覚える部分です。
他にも≪デモンスミスギミック≫自体しっかり『増殖するG』の影響を食らってしまうので、本来『増殖するG』を上手く受けられるデッキには採用しづらいだろうなとも思っています。
以上から≪デモンスミスギミック≫を上手く使うために必要な条件をまとめてみました。
●≪デモンスミスギミック≫を上手く使える条件
〇メインギミックからリンク3を用意することができる
≪デモンスミスギミック≫へ連結するために必要な条件です。
貫通手段や上振れ手段とし≪デモンスミスギミック≫を引いていなくても使えるようになるため、素引き前提ではなくなり、強く使えるようになります。
〇エクストラの枠として最低5枠以上の確保ができる
これはシンプルに『金満で謙虚な壺』を6枚宣言で発動することができるかと同義です。
できるのであればエクストラに余裕があると考えていいでしょう。
逆に可能なら3枚に留めたいというレベルなのであれば、枠の圧迫が響くことになりそうです。
〇リンク値があまりがち
≪デモンスミスギミック≫を追加の妨害手段として使うことができるため、蓋パーツとして≪デモンスミスギミック≫を有効活用できるというのはうまく使える条件と言えます。
〇メインギミックの妨害が十分である
≪デモンスミスギミック≫はメインギミックにアクセスするためにかなり遠回りをします。
やってることとすれば『篝火』発動と変わらなかったりするので、
その先からしっかり展開として伸ばせるのかというのも≪デモンスミスギミック≫のバリューを最大限生かせるかという視点で大切になってきます。
●【デモンスミスR-ACE】を選んだ理由
〇きっかけ
デュエルサポートの禿鷹さんが、【デモンスミスR-ACE】試してみてほしいというポストをしていたことがきっかけです。
この前日はデュエルサポート主催の「帝龍杯」が開催されており、
そこでも≪デモンスミスギミック≫を活用したデッキが猛威を振るっていました。
世は【千年デモンスミススネークアイ】など、誰が≪デモンスミスギミック≫を上手く使うか決定戦が行われていたので、
それの一端で最初はおもちゃデッキなのかなぁと思っていましたが、しっかり調整をするにつれ、
また≪デモンスミスギミック≫への理解度が高まるにつれどんどん評価が高くなっていきました。
〇調整段階の感想
・初期
≪デモンスミスギミック≫から展開して『召命の神弓アポロウーサ』や『刻まれし魔ディエスイレ』を出した後に強い召喚権を通す動きは強いが、
それをするなら『スネークアイ・エクセル』を召喚したほうが強いから別に【R-ACE】じゃなくても良くない?
『R-ACEハイドラント』が1枚初動になるのは偉いが、
【R-ACE】の展開が通した後に≪デモンスミスギミック≫に繋ぐのが別にそんなに強くない、というか通ってるなら勝ってる。
と最初は【R-ACE】は強いけど、≪デモンスミス≫を上手く使えないから微妙じゃない?って思っていました。
・現在
≪デモンスミスギミック≫は無理に使い切らなくてもいいという発想に至る。
『篝火』くらいの感覚で採用することで≪デモンスミスギミック≫を上手く使わないといけないという発想から抜けて、【R-ACE】の動きを通す、補強するためのギミックとして考えた場合かなりの優位性があることがわかる。
現状の『篝火』+『黒魔女ディアベルスター』+『R-ACEハイドラント』など、ぱっと見強そうな手札だけど『R-ACEハイドラント』に誘発を打たれると何の意味もないみたいなハンドが≪デモンスミスギミック≫の場合にはリンク値として活用できるため大きく伸びることに価値を見出す。
こんな感じで最初はやっぱり嘘じゃんって思っていたデッキでしたが、やればやるほど相性の良さを発見できました。
●なぜ≪デモンスミス≫と【R-ACE】の相性が良いのか
〇エクストラの自由度が高い
基本的に【R-ACE】は『金満で謙虚な壺』を6枚宣言でプレイできますし、
妨害がメインデッキに寄っているためエクストラデッキへの依存度も高くありません。
≪デモンスミス≫がとる場所を割と自由に確保できるため不自由なくプレイすることが可能です。
〇メインギミックからリンク3を用意することができる
『R-ACEハイドラント』が1枚でリンク3になるので、このカードから≪デモンスミス≫展開が可能になります。
詳しい展開方法は後段の展開例にてご紹介しますが、他にも『R-ACEプリベンター』がリンク値として優秀であったり、【R-ACE】ならではの強みを生かすことができます。
〇余っていたリンク値の有効活用が可能
【R-ACE】は動けるハンドはめちゃくちゃ動けるけど結局そんなに動いても意味ないし、
リンク値は伸びるけど別にその先があるわけじゃないみたいなことが往々にして発生していました。
そのリンク値を妨害、後続、貫通札に変換できる≪デモンスミス≫との相性はとてもいいです。
〇メインギミックの妨害が強い
『R-ACEタービュランス』が通れば大体終わるので問題ないくらい強いです。
そのアクセス手段であり、着地前の露払いも可能な≪デモンスミス≫はかなり有用な働きをしてくれます。
●【デモンスミスR-ACE】の構築
〇【聖剣型デモンスミスR-ACE】
・強み
≪デモンスミス≫、『黒魔女ディアベルスター』共に召喚権を使用しないため、≪聖剣ギミック≫を搭載することで
『R-ACEエアホイスター』へのアクセスが広くなります。
この『R-ACEエアホイスター』へのアクセスというのはかなり重要で、『黒魔女ディアベルスター』は『R-ACEハイドラント』にしかならない都合上
召喚権として『R-ACEハイドラント』を召喚したとしても、そいつはリンク1でしかありません。
(一応リンク値が伸びれば≪デモンスミス≫展開が可能なため決して弱いわけではないです)
一方『R-ACEエアホイスター』は別の手数ですので、
『R-ACEハイドラント』への無効系、『刻まれし魔の大聖棺』などへの無効系を受けた後でも
召喚権から『R-ACEタービュランス』の着地を狙えます。
この貫通能力の高さを評価して最初はこの構築を使用していました。
また、サイドチェンジとしても枠が容易に確保できるため、マッチ戦で戦いやすい印象を受けました。
・弱み
聖剣型でもかなり強いと思っていますが、それよりも『篝火』と『蛇眼の炎燐』を採用するメリットが大きすぎること
召喚権を使用してしまった場合には『R-ACEインパルス』をサーチするだけで終わってしまうことが挙げられます。
〇【篝火採用型デモンスミスR-ACE】
・強み
1枚で『R-ACEタービュランス』 になるカードが
『R-ACEハイドラント』2枚
『R-ACEエアホイスター』2枚
『魔を刻むデモンスミス』3枚
『篝火』3枚
『蛇眼の炎燐』2枚
『黒魔女ディアベルスター』1枚
『"罪宝狩りの悪魔"』1枚
『増援』1枚
の計15枚あり、
1枚+αで『R-ACEタービュランス』になるカードが
『EMERGENCY!』1枚(≪R-ACEネーム≫を要求)
『刻まれし魔の聖詠』2枚(+1体モンスターを要求)
『原罪宝-スネークアイ-』1枚(コストにできる表側のカードを要求)
の計4枚
トータル19枚がほぼ1枚初動で『R-ACEタービュランス』が成立するため安定感があがる。
墓地の『原罪宝-スネークアイ-』で召喚権を使用せずリンク1を生成できることで、
同じく墓地から生えてくる『魔を刻むデモンスミス』と絡めて
召喚権を消費せずに≪デモンスミス≫展開を行える。
・弱み
メインデッキがギミックの塊のためサイドチェンジが難しい。
●【デモンスミスR-ACE】の展開まとめ
1枚初動の展開例を動画で載せています。
≪デモンスミスギミック≫からの展開はなんでもできるので、
これが正解!というわけでないですが、こんなこともできるよくらいで参考にいただければ幸いです。
※全て手札誘発を受けない前提の動きになっています。
実戦ではあまり取らないルートもあります。
〇『R-ACEハイドラント』1枚初動
〇『R-ACEエアホイスター』1枚初動
〇『魔を刻むデモンスミス』1枚初動
※以下有料とさせていただきます。
『灰流うらら』を擬似サーチできる『篝火』1枚初動、『蛇眼の炎燐』1枚初動の展開動画、
サイドチェンジ、関東と関西の構築の違いなどについて詳しく記載しております。
正直ここまでの内容が記事としては大半を占めているのですが、
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