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鉄馬旅人の革細工の始まり

「腕時計」

そう
腕時計が欲しかったのだ
でも
どこにも売っていない

実は3代目

「じゃあ作れば良いだろう?」

かれこれ
もう7年以上の付き合い

「えっ⁉
(誰だよ、いきなり・・・)
 おぃおぃ・・・あのねぇ
 俺、すげぇ不器用なの!!!!
 だから出来るわけないじゃん」

「・・・ふ~ん・・・
 そうかぁ
 おまえは試してもいないのに
 そう決めつけるのかぁ・・・」

「そうだよぉ
 だって家電製品を取り付けたりしてると
 結構な割合で破壊してたもんな・・・」

「誰だって最初の一歩はあるんだよ
 でも大丈夫
 お前には俺が付いているのだから・・・
 お前の経験は俺の経験、
 俺の経験はお前の経験・・
 これ前に言ったよな?
 覚えてるか?
 ほら、おまえが
 NEW MEXICOに来た時にさ・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後も欲しい型の時計を
ネットで探すも見つからない・・・

その数日後
悪友とツーリングの約束をしていた
その待ち合わせ場所で
「そういや~さぁ
 Mちゃん、革細工やってたよねぇ?」
「ん?おぉ簡単な物は作れるぞ」
てなわけで
最低限必要な道具を教えてもらった

以前の作業台
もちろん自作の作業台
ARWEN製作中
道具と部品たち
以前の作業台
宣伝しちゃうよ~(笑)
笑うおっさん
ドワーフ達と共に
幾何学模様ショルダーバッグ【GIMLI】製作中
妖精(なんで?(笑))
僕も出して!!って(笑)
ショルダーバッグ【FRODO】製作中
完成間近
FRODO製作中
ひとつ前の作業台全景
セドナで買ったインディアンのタペストリー
見えないけど(笑)いつか掲載します
バイク用サドルバッグ製作中
沢山の道具たち
今現在の作業台
もちろん自作

それからというもの
どんどんのめり込んでいく自分
初めて革に触った時の事が忘れられない
あれは真冬のアパート
妻はパートに出掛けて
古いアパートの2階には俺1人
俺は朝から革を切ったり縫ったり・・・
もう無我夢中で楽しんでいた
氣が付けばもう外は真っ暗
ストーブをつけていなかったので
部屋が凍えるほどに寒い・・・
そんなことに
氣が付かないほど没頭していた
それほど楽しかったのだ
そして出来上がった代物を
パートから戻った妻に
誇らしげに見せる

「あら!凄いねぇ♫」

これが自分の革細工の歴史の始まり
因みに店名は
【守護院】
noteで出会った言霊学者リョータさん
一生懸命に考えてもらった名前
「鞄の中身を護れるように」
という意を込めて考えてくれたのです
これからも凄い作品を作れるように
精進していきます
どうぞよろしくお願い致します

           守護院 店主

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