「嫌なことはやらない」で子どもは成長するのか

こんにちは、なな菜と申します。
今まで趣味のことについてお話することが多かったのですが
今日は大まじめに語りたいと思います。
まず私の自己紹介としては子を2人持つ父で
仕事柄子どもとも接することが多いです。
そんな私が最近疑問に思っていること。

「嫌なことはやらなくていいんだよ」で子どもは本当の意味で成長するのか。
ということです。

多様性とかマイノリティの意見を取り入れていく昨今。
人の精神衛生についても考えさせられることも多いです。
ただこの意見だけは少し違うんじゃないかと疑問を持っています。
その理由と考えを書いていきたいと思います。

子どもは経験から学ぶもの

あなたは自分の背丈ほどの高さから飛び降りますか?
おそらくおおよその人はよほどの状況下でもなければ
階段を探すなり、別の降りる方法を探しますよね。
だって飛び降りたら骨折、怪我、痛みがあるかもしれないと
そう考えるとなかなかできることではありません。

子どもは経験が乏しく、この高さから飛び降りるとどうなるだろうと
想像することが難しいです。
想像するためには実際高いところから飛び降り、足の痛みや足に受けた衝撃を経験することが1番です。
経験することによって経験から想像をすることができます。

失敗からの成功体験

人は誰でも失敗します。それは仕方ないです。
なんでもできたら全知全能の神ですからね。
ただ失敗から改善、成功体験を積むことが
特に子どもにとっては大事です。
先に記したように人は経験から想像します。

では初めてやったことを失敗→諦めるということを経験した人と
失敗→成功を経験した人ではどのような思考の差が生まれるでしょうか。
失敗したままの人は次にやる初めてのことにも失敗がちらつくでしょう。
成功を経験した人は次のこともやればできると思えるかもしれません。
これが俗にいう「自己肯定感」にもつながります。
失敗を繰り返すと自分はできない人間なんだと考えるようになります。
成功を経験していればやればできると思えます。

なので子どもが失敗を経験することがあったのなら
周りの大人はそれを小さくてもいいから成功に導いてあげることが大事です。
個人的には成功をいっぱい経験させてあげるより
失敗からの成功を経験させてあげた方がいいのではないかと思っています。

嫌ならやらなくてもいい

嫌ならやらなくてもいいって幸せなことです。
人はだれしも嫌なことなんてやりたくないですからね。
本当はだれもが嫌ならやらなくていい世界がいいですよ。
また、嫌ならやらなくていいって言うのは親や先生からしても楽なんですよ。
労力をかけてやらせなくても済むから。
でも、それでいいのか?と思ってしまいます。
年を重ねていくにつれて嫌なことをやらないといけない場面が多々でてきます。
勉強だって嫌だし、仕事だってしたくないし。
でもしないと人として生活できません。

嫌ならやらなくていいと言われ続けた人って失敗だったり、
失敗からの成功体験をしてこなかった人です。
じゃあその人が大きくなって受験に失敗したら、
仕事に行くストレスを抱えながら毎日を過ごしていたら、
どうなってしまうんでしょうか。

そう考えると子どものころからある程度の失敗を経験し、
また手助けを借りながらでも失敗を克服する経験をした方が
いい人生を歩めるのではないかと思ってしまいます。

情報があふれる時代ですから取捨選択をすることは大事です。
何言ってんだこいつって思ってもらっても構いません。
ただ昨今の状況について思うことを書いてみました。

なな菜


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