半生を綴る ③ 暗黒高校時代の反動

くそ根暗陰キャ特撮オタクは保育系の大学に進学した。
本当は理系の大学に進み、アニメや特撮なんかの映像作品に携わりたいと思っていたが
趣味に没頭するあまり勉強は無縁でなんとかやり繰りしていたため、
理系のちゃんとした大学に行けるはずもなかった。
ただこの保育系大学への進学も人生の大きな転機である。

大学入学時は高校のようにはならん!と意気込み、
同じ中学から同じ大学へ進学するやつに声をかけ、一緒に入学式に参加した。
さらに保育系は男子が少なかったのも人見知りの自分にはプラスだった。
男子同士とにかく固まって行動することも多く、
同じ轍は踏まずに済み人並みの生活を取り戻したのである。

大学時代はとにかくバイトをしていた。
バイト代はほぼ全て特撮玩具の収集に注ぎ込み、
なんなら彼女からのプレゼントも特撮玩具をリクエストしていたくらいである。
また、保育系大学ということでもちろん保育園実習があるのだが、
子ども達とイクササイズを踊ったこともある(先生には事前に確認済み)

学校祭から付き合った彼女とは隣の県とのプチ遠距離。
オタクの自分を受け入れてくれる人は他にいないと当時結婚も視野に入れて付き合っていた。

ある日彼女が友達に勧められたこのマンガが面白いというので読んでみた。
映画化もされたあの作品である。

モテキ

この作品はヘタレで根暗な主人公が初のモテ期到来ですったもんだするというお話。
主人公の境遇が当時の自分と重なり自分の人生観にえらく影響を与えた。
ずっとお話しているように影響されやすい性格で自分も根暗だけどやればできるんじゃ???
1人の女性に固執する必要はないのでは??と思った。
保育系の大学に入ったことで女性と関わることが多く、これまでは女性に対して身構えることも多かったが
女性との関わりに自信がついたことも大きな要因の1つだろう。

思い立ったら早かった。
詳細はさすがにここに書かないが女性関係遊びに遊びまくった。
青春コンプレックスだったため高校生とも付き合った。
というかその付き合った高校生こそが現在の嫁である。
そして遊んでいる時代を知っている為今でもなにかあると浮気を疑われる。
もう十分遊んだのでいいです。

1つだけ女性関係のお話をしたい。
暗黒の高校初期の心の支えであった元カノと同窓会で再会することになるが、
モテキイケイケ全盛期だったため自分には「絶対にこのチャンスに体の関係を持つ」という目標を立てていた。
そして同窓会で会った際に個人的に飲みに行く予定を取り付け、当日。
順調にことは進み、飲んでからホテルへ。
お互いシャワーを浴び、いざという時に事件は起きた。

息子がうんともすんとも言わない。

酒と緊張に阻まれ機能しなかったのである。
この事件は当時はやっていた曲になぞられ
「No Rising Son」事件と飲みの席での語り草である。

とモテキのおかげで様々な経験をすることができた。
そして将来の伴侶とも出会った。時期が時期だけに迷惑はたくさんかけましたが。
お返しをするかのごとく今は馬車馬のように働いている。

当時のステータス くそ陰キャ特撮オタク遊び人

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