半生を綴る ① くそ根暗陰キャの誕生

どうも、交流がある人もない人もこんにちは。なな菜と言います。
このnoteを書くきっかけはふとした拍子に自分の人生を振り返り、
なんかいろんなことがあったんだなーと思ったから
なにかしらの形で自分でさらに深堀しながら形にしてみようと思った次第です。
絶対需要はない。自己満足。

現在の自分のプロフィールとしては
30超えた男性。妻子持ち。ゲーム好き(うまくも詳しくもない)

小学校、中学校はまあ順風満帆。
テストも苦労してなかったし、部活も運動部でそこそこ。
上のカーストのグループにはいたし、彼女もいた。
人生の転換点は高校時代である。

地元とは少し離れた高校に入学したため、同じ中学出身も少なく
少し田舎の高校だったため近隣中学の持ち上がりのような形で
入学当初からすでにグループが出来上がっていた。

そう、人見知りの僕は友達ができなかった。

中学時代はそれなりにブイブイ言わせていたやつが
いきなりポツンと取り残され、昼は教室の隅で1人で弁当を食っているのである。
そうしてくそ根暗陰キャが完成した。

1つ褒められる点としてはしっかりと運動部に所属したこと。
当時「ひとひら」という演劇の漫画にはまっており、演劇部に入ろうか迷っていたが、演劇部に入っていたら今の人生はなかっただろう。
なお、私は漫画など見たものに影響されやすい人間である。これはのちに人生の中で大きなピースになる特性である。

先に記したように教室では1人で過ごし、
友達がいないためよくある「2人組作って恐怖症」を発症し、
体育の授業のある日は学校を休んでた。不登校気味だった。
部活に所属はしたものの誰とも会話せず黙々と練習だけをこなし
電車にゆられてガラケーでモバゲーにインする日を繰り返していた。

そんな私がなぜ耐えられていたかというと彼女の存在である。
トゥーピュアピュアボーイだったためメールのやり取りや
手をつないでおしゃべりしながら帰るだけだったが、
高校での心のもやを消し飛ばしてくれるくらいの癒しの存在であった。

なんとか心の崩壊をつなぎとめたまま過ごしていた高校1年1学期
ちょうど夏に差し掛かろうというところで事件が起きた。

最愛の彼女からフラれたのである。

前々から共通の女友達からもっとぐいぐいいきなよとはハッパをかけられていたものの、くそ根暗陰キャ童貞の自分には手をつなぐのが精いっぱいでそれより先なんて行動に移せなかった。

人生の終焉である。
本当にこの時期は辛かった。
幸いだったのが夏休みに入ったこと。
これがなければ本当に人生を閉ざしていたかもしれない。
ありがとう、夏休み。

そしてこの夏休みに大きな出会いをすることになる。
高校の友達がいなかった私は中学の友達にすがりつき、
夏休みを謳歌していた。
当時よく麻雀をしていた友人があるものを勧めてきたのである。

当時爆流行りしていた らき☆すた というアニメだった。

うまく高校生活を暮らせない、そして彼女にもフラれた私に
それはそれは沁みた。
彼女たちのゆるく楽し気な日々を見るだけで自分も少しそんな学校生活が送れているような気がした。
先ほどの漫画に影響されやすい特性がプラスに働いた瞬間である。
人生初の推しはらき☆すたの「柊 つかさ」 バルサミコ酢~

こうして抜けた心の支えをアニメという新しい大黒柱で支え、
無事くそ根暗陰キャ童貞オタクが誕生した。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?