【独隠考】隠居生活の状態

[20241014ver | since 20240929]


退職を目前に、その後のおひとりさま隠居生活を考えてみた。


自分にとっての隠居生活では、時間軸で考えて以下の状態があると考えています。

・60歳未満で退職して、60歳までの状態⇒隠居状態1
・退職して、60歳以上で老齢年金を受給していない状態⇒隠居状態2
・退職して、60歳以上で老齢年金を受給している状態⇒隠居状態3

収入と支出について

隠居状態1及び隠居状態2では収入がありませんが、隠居状態3では老齢年金の収入があります。また、いずれの状態でも社会保険料(健康保険、介護保険、など)の支出があり、さらに隠居状態1では国民年金保険料の支出があります。

収入:老齢年金

日本年金機構から毎年届く「ねんきん定期便」には、老齢年金の見込額が記載されています。隠居状態1をどの程度続けるか、隠居状態2で任意加入するかなどで増減はありますが、おおよその収入総額はわかります。

支出:国民年金保険料

日本年金機構のHPによると国民年金の保険料は年毎の定額で、令和6年度は1カ月あたり16,980円とのこと。これに隠居状態1の月数を掛けるとおおよその支出総額がわかります。なお低所得の場合は免除制度や納付猶予制度があるようですが、年金受給額が減額されたりするようなので、あんまり使わない方がよい気がします。

支出:社会保険料(健康保険>国民健康保険)

厚生労働省のHPによると国民健康保険の保険料は均等割+平等割+所得割+資産割で計算されるとのことで、所得がなくても一定金額以上にはなりそうです。ただし低所得の場合は減額制度があるようですので、隠居状態1及び隠居状態2においてはそれを利用するのもよいかもしれません。

支出:社会保険料(介護保険)

厚生労働省のHPによると介護保険の保険料は65歳未満の場合『医療保険料と一体的に徴収』、65歳以上の場合『市町村と特別区が徴収(原則、年金からの天引き)』とのこと。なので、介護保険を単体では意識しなくてもよいかもしれません。

【結論】隠居生活には収入と支出の組み合わせによって異なる状態が存在する。まずは、収入と支出の把握をしよう。

ということで、まずは隠居生活に入る前に(概算でよいので)収入と支出の把握が必要となります。そこから、隠居状態1及び隠居状態2をどの程度続けるか(隠居状態3をどの程度続けるかは寿命次第(笑))をシミュレーションしつつ決めて、隠居生活の前に不足分を貯蓄するいう流れになるかなと考えました。


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