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白洲正子「鶴川日記」

私の会社の近くには白洲次郎さん・白洲正子さんご夫妻のお墓がある。
歩いて15分の距離である。

三田藩主の九鬼家の菩提寺である心月院。
心月院の奥の墓地に白洲次郎・正子のお墓がある。
白洲次郎さんの葬式無用・戒名不要という言葉通り、とてもシンプルな特徴的な墓石である。

三田市にある心月院の山門

「占領を背負った男 白洲次郎」を読んで、白洲次郎氏に感銘を受けたのだが、その後に会社の近くにお墓があるのは何かの縁。
1年に1回はお墓参りをしている。

さて、白洲次郎さんのことは色々と本やドラマで知ってはいるのだが、奥さんの白洲正子さんのことはあまり知らなかった。

武相荘(旧白洲邸)

ということで、昨年に東京出張のついでに、東京都町田市にある旧白洲邸「武相荘」に行ってきた。
最寄駅は小田急の鶴川駅である。

武相荘入り口
武相荘 2023年1月


カフェメニューも充実

鶴川日記


武相荘では白洲正子さんの書斎を見ることが出来る。
白洲次郎さんと正子さんの生活ぶりなどを想像しながら、もう少し白洲正子さんのことを知りたくなってショップで購入したのが「鶴川日記」である。
鶴川日記は、題字の通り武相荘のある旧鶴川村での生活を中心に書き留めたものである。

鶴川日記

写真のPHP文芸文庫出版の「鶴川日記」は、昭和53年に読売新聞の自伝抄にて連載された随筆を元に構成されている。白洲正子さんは読売文学賞を2回受賞しており、何かと読売新聞と縁が深い。

読売新聞 自伝抄6

鶴川日記を読んだら是非とも武相荘に寄ってみて欲しい。
お洒落なカフェもあるので若い人も多く見かける。


武相荘の館内はもちろん。竹林などを歩くと、白洲夫妻の武相荘での息遣いの情景が目に浮かぶようである。


先日、1年ぶりに白洲夫妻のお墓参りをして思い出したので、鶴川日記を紹介してみた。
機会があれば、兵庫県三田市の心月院も訪れて欲しい。


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